8月7日岡崎の花火の日に入院したじさまが今日、退院しました。雑菌による発熱からの帰還です。入院後半は随分元気で、病室のあるフロアを動くこともあったとか…元気で何よりです。11時までに退院と云う事で、9時半頃病院に行きました。
病室に行くとテレビを見ながら横になっていました。おふくろが身の回り品を片付けている間に清算に行く。流石に日曜日の朝。スムーズな手続き。順に淡々と進み、程なく車で帰宅。「みんな、はよ走るなぁ~」などと、口にしながら嬉しそうに帰宅。
家に着くと自力で車いすに乗り換え、自室へ移動。これまた自力でベットに上がり横になる。感触を確かめるように横になり、頷きながら体を休めていました。程なく車いすでリビングに出てきて新聞を読む。「涙が出て字が読めん。」…退院が嬉しかったのでしょう。
買物に外出。ベットで観られるテレビを購入してきました。少しでも自力で動けるようにテレビはリビングのを見るようにしてもらっていましたが、車いすに座って観ているのが辛い様子。入院した日にも購入する予定でしたが、退院を待つことになりました。
帰宅後テレビを設置する。耳が聞こえず、テレビの音声は聞こえないようでしたが、「聞こえんでも絵が見える」と、嬉しそうに観ていました。設置後、リビングで転寝していた私のところへ車いすで現れたじさま。目をあけると…
「お主はわしの為に生まれてきたみたいだなぁ~ありがとう。これで100まで生きる権利を貰った。お主も100まで生きてかー(=おふくろ)の世話をせるだぞ。生きれることはありがたい。」っと。涙目になりながら訥々と話していました。
明治に生まれ、戦争を経験し、戦後の日本を生きてきた。じさまにしてみれば夢のような今の日本。生ある限り楽しんでもらいたいし、楽しめる日本であるようにしていかねば…。我々が引き継ぎ、次代へ受け継ぐ…そんな思いを強く持ちました。