日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

安倍首相のことば②

2019-10-18 11:31:00 | 政治
「国難とも呼ぶべき少子化に真正面から立ち向かってまいります。」
     第200回の国会において

 2019年には出生数が90万人割ると予想されてます。第一次ベビーブーム270万人(1947~49年)、第二次ベビーブーム210万人(1971~74年)、現在の状況から見れば想像もつきません。
少子化対策を20年続けても成果が出ない深刻事情
1994年エンゼルプラン
「男女共同参画」「育児介護休業法」等を基に推進、その結果
ニッセイ基礎研究所
   天野馨南子 アナリスト
「政府の少子化対策は、結局、子育て、支援が中心で、未婚化対策の支援ではなかったんです。適切な時期に子どもを産み育てることが可能な女性活躍推進という最も大切な観点が欠落していました。

『未来の年表』著者 河合雅司
「出生率を変えるのは、子どもを一人でも多く産める環境に変えられるかです。仕事を持つ女性は働き方も収入も男性社会中心の仕組みの中で働いています。そこで、女性も子どもを持つと産めといっても無理な話。育児、介護も含め、男女同じような働き方の選択肢が増える社会の仕組に変えていかなければ少子化の流れは止まりません」

 次に、我が家の現状についてお話します。長女、長男の二人の子どもに恵まれました。娘は結婚、今月、3人目が誕生します。国の少子化対策に貢献しています。一方、息子は「花嫁募集中」で、親は内孫を楽しみにしていますが、相手がいなければ、今のところ絵に描いたモチです。今の世の中は晩婚が当たり前ですが、40歳近くになると、少々、自分にも、あせりが生じつつあります。息子は、正規社員で社会保険も厚生年金も加入、自家用車も購入、2年前、「凉温の家」を建築、貯金もきちんとしています。あとは、お嫁さんが決まれば、自分の肩の荷がおります。

 婚期も早い人も遅い人も人それぞれです。一番大切なのは、所帯を持ち安定した暮らしができる環境を整えることです。一億総中流階級層が存在し、「家つき、カーつき、ババ抜き」、冗談の一つも言う余裕があり、明るい時代もありました。今は、夢がなく、皆がうつむいて、暗く閉塞感が漂っています。子どもの歓声も聞こえなくなり
公園で遊ぶ姿もみかけなくなりました。これが少子化問題です。解決するには、家族モデルの4人家族が心配なく、暮らしているような収入を確保できる社会システムをつくることです。無償化ということばに幻惑され喜ぶ人もいれば、社会保障費を削減され、泣いているひともいます。人並みの生活できる収入がキチンとあれば、そのような政策は不要になります。池田内閣の「所得倍増計画」により、高度成長期が実現しましたが、「所得5割増計画」で、経済を活性化させることにより、少子化問題解決策に一つになります。