日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

安倍首相のことば③

2019-10-19 08:54:00 | 政治
東京オリンピック招致の「立候補ファイル」から    
「この時期の天候は晴れる日が多く且つ温暖」
「福島原発事故の汚染水についてはアンダーコントロール」

 東京オリンピックが、2020年7月24日から8月9日までの17日間、開催される予定です。ハイライトであるマラソンが東京ではなく、札幌で行われると変更報道がありました。確かにこの数年、東京の夏は猛暑で真夏日が続きました。自分が走るのではないのですが、選手の皆さんにすれば、走りに最適な気温のもとで走りたいと思います。競技者は与えられた環境で日頃、鍛えたものを披露するのがスボ-ツマンではないでしょうか。オリンピック委員会も事前調査に訪日し万全を期して競技場所を決定したことでしょう。花形のマラソン競技が開催都市の東京で開催されないことは、誠に残念なことです。安倍首相も冒頭のプレゼンしたのですから、それを信じて、真夏の開催を決めたのかもしれません。
 1964年の東京オリンピックは、秋晴れのもと、気持ちよく、国民あげて、応援したものでした。開会式の鳩が大空に飛び立つ姿は、目をつぶるとまぶたの裏に映し出されます。戦後復興期、国民が力を合わせて、高度成長を成し遂げた分岐点でもありました。しかし、2020年の東京オリンピックも「復興五輪」の旗印のもと準備が進められています。マラソン競技の開催地の変更が決まり、またまた、みそをつけてしみました。エンブレム、予算の追加、トライアスロン会場予定の異臭、招致に絡むお金等、問題が噴出してきました。夏季五輪ですから暑い時に行うのは当然ですが、真夏日の東京で行うのは信じられません。
 東日本大震災の傷も少し和らいだのに、台風19号が日本列島横断し、また、その地に被害をもたらしました。令和の「天皇即位の儀」、国民あげてお祝いしなければならないのに暗い気持ちでその日を迎えなければいけなくなりました。パレードも延期です。「神の国・日本」がおかしくなりました。とどめは、温かい東京で開催される五輪、来年かもしれません。
 

 

コメント
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