今日の言葉
利は智をして昏(くら)かしむ
「利というものは、目先のものであり、官能的なものである。だからそれだけにとらわれていると人間は馬鹿になってしまう」 『史記』
地位が人をつくる
「ある人物をそれなりの役職に就けることでその人物が実力を発揮する」
14日に新総裁が誕生します。下馬評では菅義偉官房長官が最有力視されています。「縁の下の力持ちからひのき舞台に」立ち位置が変わると、自分の言葉で語らなければなりませんので、ポロッとボロが出てしまいます。安倍さんを弁明する役割から自ら弁解しなけらばならなくなりましたので、戸惑いは隠せないのではないでしょうか?
「地位が人をつくる」と言われてますが、補佐役から最高責任者になれば、言動も変わり、貫禄がでてくるのではないでしょうか?発言、一つ一つに注目が集まり、へたな事を言うと非難を浴びます。「おれはつらいよ」とつぶやいているかもしれません。新総裁へピタリあてはまる言葉がありましたので紹介します。
「大臣はすぐなれる。党三役はすごく努力すればなれる。でも総理総裁は努力だけではなれない」田中角栄
8日・所見発表演説会にて・菅氏の発言
「自助、共助、公助そして絆」を掲げ、「自分でできることは自分でやってみる。そして家族で知己で助け合う。その上で、政府が責任をもって対応する」
消費増税発言を釈明 2020.9,12朝日新聞デジタル版
菅氏は10日夜、テレビ東京の番組に出演「」で答えるコーナーで「消費税は将来的に10%より引き上げる必要はあるか」と問われ「」と回答。「少子高齢化が進み、人口減少は避けられないとの認識を示したうえで、将来的なことを考えたら、行政価格は徹底的に行ったうえで、国民にお願いをして消費税は引き上げざるをえない」と答えた。
菅氏は一夜明けた翌11日の会見で、消費増税に改めた問われると「安倍(晋三)首相)がかつて、今後10年ぐらいは上げるひつようがないと発言している。私も同じ考えだ。」と釈明。増税に言及した発言を「あくまで将来的な話」とした。
地位が人をつくりますので、これからの精進次第で、よりおおきな器になるでしょう。叩かれて人は強くなります。とりあえず、菅氏応援、ポッチを押します。司馬遷の「史記」の言葉を紹介します。
子路が孔子に政治の要諦をたずねたら
「為政者はつねに人民の先頭に立ち、人民への労(いたわり)を忘れないことだ」
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