日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

悲喜こもごもの人生、「幸せってなんだ?」と物思いに耽るこの頃です。

2020-09-25 08:57:00 | 日記
  
    今日の言葉

たくさんある山をみて、登れない、どうしようと思っているんじゃなくて、まず一つ山に登って、頂上まで行くところからすべてははじまるんです
 ドリアン助川
「サンデー毎日」1996.9.22

飲食業に続き、旅行業界にも「解雇」の波が押し寄せてきました。これから年末にかけて、歓迎されない「ビッグウェーブ」が来そうな雰囲気です。

二つの記事を紹介します。内容は解雇された女性と都会の若者二人の漁業へのチャレンジです。

旅行会社解雇次は在宅勤務できず退職
インバウンドも仕事も消えた。2020.9.24朝日新聞夕刊江口悟

新型コロナウイルスの感染拡大で、年間3千万人を超えていたインバウンド(訪日外国人客)が消えた。観光客の出入国制限緩和は当分望めず、旅行業界は苦境にあえぐ、インバウンドの特化した旅行会社の中には、早々に社員の解雇に踏み切った企業もあった。

「事業の先が見えず、仕事をふることもできない。全員辞めてもらいます」

3月半ば神奈川県に住む女性(27)は、急きょ集められたオフィスで解雇を告げられた。アジア各国からのインバウンド専門の旅行会社の正社員。語学力をいかせて「天職と思えた仕事を、あっさり失った。
「その頃にはなっまでの予約がほぼキャンセルされ、怪しいなとは思っていた。」

上司は「手続きは後で電話します」と告げたが、その後連絡はなく、いまだに離職票も届かない。

実家に近い地方の支店に勤めていたが、希望がかなって昨年転勤。訪日ツアーを予約した家族連れや新婚カップルの要望を聞いてプランを作り、ホテルや観光施設の予約を代行。レストランのメニューをあらかじめ翻訳しておくなど、きめ細かい対応で相手に喜ばれている実感があった。

旅行好きで韓国語と中国語を独学し、大学卒業後は現地の語学学校にも留学。旅行会社への就職は最高の選択と思えた。都会の生活で家賃は8万円台になったが、月給は手取り前後で不自由はなかった。

ところが今年1月、中国での新型コロナの感染拡大が報じられると、春節の時期の中国人観光客が減り、2月半ばにはキャンセルが相次ぐようになった。政府は3月5日、中国、韓国からの入国制限の大型強化を発表。それから解雇まではあっという間だった。

派遣会社に登録してメーカーのコールセンターの仕事に就いたが、2週間ほどでセンターが閉鎖され、在宅ワークに移行。自宅に有線のネット回線が必須とされたが、業者に問い合わせると「工事は1ヵ月先」とされた。急な在宅ワークの広がりで申し込みが殺倒していた。時給制のため給料が出ず、やむなく退職。7月にはよく月の家賃が良いできず、管理会社に支払いを延期してもらった。「半年前までは考えもしなかった生活、本当に不安でした」

7月に入って別のコールセンターの仕事が見つかったが、月給は手取り17万円ほど。家賃や光熱水費などを払うと残りわずかだ。女性は「旅行会社の仕事はあきらめている。無理して都会で暮らし続ける意味もなく、実家の近くに帰りたい」と話す。


「格好いい漁師に」 大阪の若者2人、三陸へコロナ転職 https://www.asahi.com/articles/ASN9R6QJLN9RULUC00V.html

都会から地方の時代に

リ-マンショックで、失業した人たちの再就職先は、飲食業が受け皿の役割を果たしました。しかし、現在、コロナ倒産で飲食店が次々と消えていきますので機能しなくなります。

新しい生活スタイル、コンクリートから自然回帰へ、「スーパーシティ構想」が話題になっていますが、一方、自給自足の暮らし、農水畜産業が脚光を浴びる時代にもなりそうです。

全国には、空き家、使われなくなった田畑がたくさんあります。地方自治体には、『○○バンク』があるので、活用する手もあります。

朝日で目を覚まし、田畑で仕事し、夕日を背にして家路をたどる。採れたての肴とおいしい地酒で晩酌、そして就寝、こういう暮らしを『リッチ』というのかもしれません。

ご訪問ありがとうございました。






遠い親戚より近くの他人⁉通じない場合も稀にあります。

2020-09-24 08:57:00 | 日記
今日の言葉
 
 われわれのまわりには他者が存在する。そしてわれわれは他者と結びついて生きている
アドラー「人生の意味の心理学」

日本人と何かが違う中国人

田中角栄元首相訪中、共同声明が出されたのが、1972年、あれから約半世紀たちました。日中の国交が回復され令和まできました。その間の中国の発展はめざましいものがあり、GDPが日本を抜いて世界第二位までなりました。「中華思想」のもと、世界中を席巻、そのツケを払わされようとしています

私の中国の思い出は、日中平和友好協会青年団で訪中したことです。義父が黒竜江省哈爾浜市に和風れすとらん開店のための視察でした。中国名で「日本風味餐庁」です。中国人研修生を受け入れ、教育実習3年、そして、開店、
かかった設備投資の費用は、日本人有志の寄付でした。その後、その店がどうなっているかはわかりません。

訪日した中国人研修生と一緒に働き、指導したとき、印象に残った中国語があります。
   「チンテンワンダー」
『今日の仕事はおしまいです』という意味です。勤務時間がきたら、仕事の途中でも、職場から離れ、一服、そして終了、半年間研修を終え帰国、哈爾浜店の幹部として活躍されたようです


日本人と中国人。同じ東洋人でも、考え方、行動がまるっきりちがうと、そのとき、認識しました。

あれから約半世紀、日本企業の中国撤退がはじまりました。記事をみて、ふと、中国人研修生とのふれあいを思い出しました。寄贈した『日本風味驂庁』は今どうなっているのでしょうか

ご訪問ありがとうございました。

【速報】日本企業1700社が中国撤退へwwwwwwwwwwwww https://va.topbuzz.com/s/rNMrNsR


人生120年時代、心身共に健やかで、楽しんで生きなきゃ損だよね⁉

2020-09-23 08:41:00 | 高齢者
    今日の言葉

人間どこかで「何とかなるサ」って開き直ることがないとね
  西村京太郎
   Big tomorrow 1993.9月号
 
65歳以上 最多3617万人
  70歳以上女性の4人に1人 
  朝日新聞朝刊2020.9.21 

『歳が気にならない時代の到来

国勢調査を記入し、📮に投函、今頃総務省のコンピューターに、我が家のデ-タが、三名分入力されたことでしょう。

国は、分類が得意で、生産者人口とか前後期高齢者とすぐ分けます。統計上やむをえないところはありますが、ひとそれぞれの暮らしがあります。一括りにされると、少しムカッときます。

予想していたとはいえ、グラフの棒帯を目にすると、確かに高齢者が増えています。私もその一人です。高齢者が増加すると、百歳超えの人もつれて、増えていくのは道理です。

高齢者の仲間入りして、二年目になります。自分では年老いたとは思いたくないので、年齢のことは遠ざけるようにしています。

『疲れがぬけないのだろうか?』『ねむれないのだろうか?』という体の不具合は年のせいにしたくない、いただいた大切な命、死ぬまで、楽しんで過ごしていきたいと思うこの頃です。

参考資料の記事のせましたので、一読していただけたら幸いです。』

ご訪問ありがとうございました。



  

65歳以上の高齢者の人口は15日現在、前年より30万人増えて3617万人と過去最多となった。総人口に占める高齢者の割合は(高齢化率)は28・7%で、過去最高を更新した。70歳以上の割合は22・2%。女性に限ると、25・1%で初めて「4人に1人」に達した。

21日の敬老の日に合わせ、総務省が推計した。高齢者の女性は2044万人(女性人口の31・6%)、男性は1573万人(男性人口の25・7%)、1947~49年生まれの「団塊の世代」を含む70歳以上の人口は2791万人と、前年より78万人増えた。

高齢化率は201ヵ国・地域中で世界最高で、2位のイタリア(23・3%)、3位のポルトガル(22・8%)を大きく上回る。

一方、高齢者の就業者数は16年連続で増え、892万人。これも過去最多を更新した。就業者全体に占める割合も過去最高の13・3%。就業者のうち、役員を除く雇用者は503万人いるが、その77・3%が非正規雇用だ。現在の雇用形態についた理由を聞くと、男女とも「自分の都合のよい時間に働きたい」が3割を超え、最も多かった。

高齢化率は今後も上昇を続け、71~74年生まれの第二次ベビーブ-ム世代が高齢者となる2040年には、35%を超える見込みだ。政府は団塊の世代が75歳以上になる25年を前に社会保障制度を改革し、高齢者の就労を促す方針を打ち出しているが、医療費負担の議論などは決着していない。   
            (豊岡亮)


「嵐のあとに凪が来る」と言われますが、嵐はけっこうです。平穏無事がなによりです。

2020-09-22 08:47:00 | 日記
     今日の言葉

あまり利口でない人たちは、一般に自分の及びえない事柄についてはなんでもけなす
 ラ・ロシュフ-コ-『道徳的反省』

台風がやってくる

台風12号発生、進路は日本のど真中をめざしているようです。直撃では困る理由があるのです。電車が止まると職場までいくことができなくなります。仕事柄、テレワークには向いていないので、空を飛んでもいかなければなりません。最悪の事態を思い浮かべるとそのようになりますのでそうしないようにしています。交通機関が無事であることを願うばかりです。

いま、テレビの天気をみています。25日、金曜日が関東地方に台風か上陸する進路状況です。予報はほぼ的中しますので、気を付けるのにこしたことはありません。

晴れ男、雨女と世間では、よくいわれますが、私は自信をもって『晴れ男』と宣言できます。冠婚葬祭、旅行、でかける前に天気が悪くても、ほぼ、雨があがり、お日さまが顔をだします。
台風や豪雪で交通機関がストップしたときは、勤務が休みの日になります。
『自分は運がいい』と自身に言い聞かせています。

台風12号が接近、上陸したらどうなるかわかりませんが、自分を信じるだけです。

ご訪問ありがとうございました。

台風と秋雨前線は秋の大雨パターン 連休明けの大雨に警戒(ウェザーニュース) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200921-00018877-weather-soci

明日より、「今日生きよう」、何かいいことがあるかもしれないね?

2020-09-20 13:23:30 | 日記
     今日の言葉

仕事と遊び両方とろうよ。生きる喜びとは、自分の楽しみと仕事をどうリンクさせるか、もう、そこに尽きると思うんです。
 北方謙三 Big tomorrow 1995.1月号

飲食店ご難の時代

コロナで閉店せざるを得ない飲食店のニュースを見聞きすると、ふと、現役で調理場で朝から夜中まで働いていたことを思いだします。35年、お客様商売に従事、生活の糧を得てました。

還暦を迎えた時に、借りていたビルの建て替えのため、一旦閉店しなければならなくなり、新しいビルで新装開店するかどうか決断を下さなければならなくなりました。

結論は、きっぱりと飲食店から足を洗うことにしました。一番の決め手となったのは後継者がいなかったことです。また、60歳過ぎて、借金を背負い、キケンをおかすこともないと考えました。厨房とホールの建築費はけっこうな額で、失敗したら、スケルトンにして返さないければならないので、プレッシャーを感じて営業しなければなりません。まして、コロナのように不意打ちをくらったら一貫の終わりです。あの時、飲食店卒業の断を下して胸をなでおろしています。

四連休も関係なく、今日も午後から仕事です。雇用する側からされる側になり6年、気持ちが楽になり、生活しています。

「天声人語」を読んで、ふと、昔を思い出し、ブログに綴りました。

ご訪問ありがとうございました。

(天声人語)ある中華店の廃業 https://www.asahi.com/articles/DA3S14629023.html