植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

勘を取り戻せれば 巨人は優勝できる

2022年02月02日 | スポーツ
 このところやっと篆刻の調子が良くなってきました。沢山彫ればいいというものでは無い、と知り合いの篆刻家さんが言っていましたが、その通り、緊張感や集中無くして漫然と彫っていてもいいものは出来ません。年初来いささかさぼり気味だったのですが、10日ほど前から気合を入れ直し「徐三庚」さんの摸刻を再開したのです。

 数本彫るうちにだんだんと勘が戻ってきました。どうすればより細く美しい線を残せるかを思い出してきたのです。と言ってもこんな程度ですが、それなりに彫れており、ワタシにとってはいい出来なのです。


 本日もスポーツ。サッカーワールドカップ最終予選が大詰めになってきました。2連敗という、衝撃的なスタートとなった最終予選で、ようやく選手たちに危機感と一体感が生まれてきてサウジ戦ではほぼ完ぺきな形で勝つことが出来ました。これが負けていたら恐らく7大会連続出場が絶望的な状況だったのです。まずは一安心、あとはオーストラリアに勝つか引き分けならば本戦出場は確実となります。

 さて、昨日からプロ野球の春季キャンプが始まりました。暮れから一月にかけては選手たちは「自主トレーニング」を行い、昨シーズンの故障を癒し、体力を蓄え、来るシーズンに備えて体調を整えます。キャンプインすればすぐにもチーム練習が始まり、実戦形式のプログラムで「感じを取り戻し、紅白戦・オープン戦へと進みます。

 この時期に、グランドでトップコンデションで無いと一軍扱いされません。ましてやコロナや、怪我で出遅れれば一年のスタートでつまずき、出遅れることになりますから、選手個人の心がけや事前の体力調整が非常に重要なのです。

わが巨人軍は、相変わらず新外国人と「即戦力」ドラフトで獲得した大社投手に期待を寄せているようです。しかし、早くもドラ一「翁田大勢」は故障グループ、山田龍聖、赤星優志も二軍扱いであります。入団一年目で活躍したルーキー選手は最近全くいません。故障持ちか制球力無し、球が遅いなど箸にも棒にもかからない選手を取り過ぎなのです。ぱっと思い浮かぶだけで「堀田、平内、太田龍、桜井、鍬原」どれもこれも役に立ちませんでした。かろうじて高橋優がなんとか昨年ローテーションに入りましたが勝ち負け半々で合格点は上げられません。

 今年のルーキーもおそらく当分出てこないでしょうね。一軍の選手が勝てないとダメもとで二軍にお呼びがかかるかも、といった程度でしょう。
 しかし悪い事ばかりでは無く、一昨年のドラ一高校生堀田がようやく手術から復帰して、育成に落とされながらも150㎞台のいい球を投げている、そして一昨年なら(怪我がなければ)大学No1の山崎伊織が2年間のブランクの後、いよいよ本格的に投球開始した、という情報が届いております。

 頼みの外国人三人は、コロナ(笑)による入国制限でいつ来日できるかもわかりません。他球団も似たような状況でしょうが、どのみちあてにしないのが良かろうと思います。

 昨年はFA補強は無しでした。その前の年のFAは怪我で満足に出場できない梶谷と、二軍ですら滅多打ちされた井納翔一 はコロナ陽性(笑)。早い話がここ2年でほとんど新戦力は出なかったと断言してもいいくらいです。他球団からトレードや戦力外で引っかかった投手、鍵谷や田中豊もパッとしません。打者も廣岡や石川といったトレード組がレギュラーには定着しませんでした。

 スポーツ選手は、常時トップコンディションというわけにはいきません、体調不良から故障、調子を落とすことはしょっちゅうであります。一番良かった状態をどれだけ再現できるか、良い調子の勘が取り戻せるかにかかってきます。
 無双状態だったシーズンの菅野や丸、怪我から復活した山崎・堀田・太田・鍬原、それから問題の中田翔、自由契約になる前はバリバリのメジャーリーガーだった外人助っ人、これらが良い時の調子や勘を取り戻してくれれば、今年に限らず巨人の優勝は間違いないのですが。
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