植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

窮すれば通ず 頭と屋上は使いよう

2021年09月22日 | 植物
 ブログ以外に、スマホで「グリーンスナップ」という写真投稿コミュニティサイトを利用しています。四季折々の植物をメインに何万人かの人が登録して写真をアップしてお互いにコミュニケーションが取れるので数年楽しんでおります。ここで合り合った方たちは「花友」さんと呼んでいるようです。

ワタシも、果樹やバラを中心に書や篆刻など雑駁な写真を日に2枚投稿しています。この秋になると果物も収穫できるものが増えて紹介すると「うらやましい」「広い庭や畑が欲しい」とコメントが寄せられます。千種の植物と推定4千匹のメダカと暮らす男と異名をとったりしてるので、さぞかし広い土地が使える田舎暮らしと思われている節があります。


 さにあらず!ワタシの仕事場とマイガーデンは、平塚市の町中、住宅と工場などが立ち並ぶ準工業地域のコンビニ裏手のわずかな緑地であります。建物を建てた時の開発許可条件に「緑地」の確保がありました。当地平塚はその条件が厳しく、近隣では開発土地面積のだいたい5~6%を緑地とするのに、平塚は10%、つまり商売に使えない土地に全体の1割を持っていかれるというわけです。約40坪が緑地になったのです。

 そこに、アカメ(レッドロビン)100本弱にツツジ10本ほどを植え、最初はとにかく枯らさないよう水やりしたり草取りしたりもしました。しかし聞けば近隣の同様の店舗などは、植栽はほったらかしで枯れてもかまわないのだそうです。建築終了で市役所の検査さえ通ればあとはどうとでもなるのです。実際よくみると車を停めたり、倉庫や商品置き場に転用されたりしています。

 ワタシは、ワイフと相談し見た目も面白くないアカメを抜いてバラに置き換えることを始めたのです。これがワタシのガーデナーの出発点でありました。いつのまにやらアカメは3本だけになり、つつじはすべて撤去し、国道沿いの植え込みに移植いたしました。そこに50本ほどのバラが花を咲かせ、10坪余りの菜園も作りました。隣接する今まで2台分の駐車場だっとところも全部掘り返して土を入れ替え果樹園にしたのです。

 やり始めると面白く、次々に新しい植物への興味が出てきて「七色畑」と呼ぶ何でもありの植物園に変わりました。これが当ブログ「植物園槐松亭」の起源であります。

 しかし、ある時から新たに植える場所の確保が困難になりました。植物たちは根を広げ、年々生長するので10年経たずして混み合ってきたのです。それからというもの、当座をしのぐための鉢植えが増えいつのまにか200鉢、それでも足らず屋上や廊下にまで植物が浸食してきました。

 先日上げたブログ「ぶどう栽培」も、植える場所が無く隣家との境界の通路幅1m強の狭いスペースに甲斐路とロザリオビアンコを無理やり植え、頭上にメッシュを渡して長さ4mほどの棚を作ったのです。土中には何本かの塩ビの排水管などが2本通っていますがそれはお構いなし。窮すれば通ずであります。もし「通路」が無かったら、果樹用の鉢に植えて、行燈仕立てにすれば2.3房は生らせます。

そして、冬野菜植え付け用で買ったニンニク2球を植え忘れていたことに気づきました。すでにニンニクも含めて植えた菜園は満杯あります。ほうれん草や小松菜、サラダ用のレタス類も植えたいのです。残るは屋上の花壇しかありません。二年続きでスイカを作りましたが、これが2か所始末したまま空いていました💛。ニンニクはこれから収穫まで9か月かかるのでスイカとバッティングしますので無理。葉物は勝負が早い、そういえば屋上の花壇には虫もいない!、早速今日野菜の種を買ってきて蒔こうと思います。

 バカとはさみと屋上は使いよう。頭は生きている時に使うものであります。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 印我応法 篆刻印を集める | トップ | 総裁なんか 誰がやっても同... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

植物」カテゴリの最新記事