植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

趣味に金をかけるときりがない

2020年01月18日 | 書道
3日前に、ブログ開始1年経過でした。大したことないけど。

 昨日はニトリで買ってきたウッドシェルフ(棚2万円ナリ)を組み立てました。所要時間2時間半、使うべきボルトを間違えたためやり直したのが痛恨! 説明書を見ながら間違えるわが身の愚かしさを嘆くばかりであります。

ヤフオクでチビチビと集めた書道用品がじんわりと増えてきました。実用品にと安物を中心にしているので、今までの累計が14点で68千円、一品当たり49千円弱になります。中では16千円が半紙・条幅です。枚数からすると約千枚、これは消耗品で、毎日10枚前後は消費しますので、3,4か月であらかた使い切ってしまいます。

 元来、掃除嫌いの整理下手なので、ほおっておくと、ワタシの仕事場はみるみる散らかり、品物で一杯になります。少なくとも書道用品と作品は一所にまとめねば、と思い立ったわけですね。あとは、収納ケースなどを買ってきて整理して収めねばなりません。置くだけ積むだけでは、すぐに元の木阿弥になります。

それにしても、お金がかかりますな。
ワイフ曰く「趣味は金がかかるもの」、仰る通りです

習字に関しては、先生に支払う月謝は、最大で月4千円!!!!しかも、コーヒー付きです。週一回2時間の稽古が千円という小学生並みの格安料金です。F先生は「お金が欲しいわー」が口癖なのですが、それもそのはずですね。これに、初期費用として筆、硯、墨池、墨汁などが必要です。あとは、臨書用のお手本の古典が大体1冊千円から2千円、筆も消耗品ですから、次々に買い足すことになります。墨汁は、一つ4千円位ですが、半年以上もちますからたいしたことはなく、結局は紙代がコンスタントにかかることになります。紙は半紙から半切・全紙と大きさで値段が高くなりますが、さらに、機械漉きの子供の習字練習用半紙は一枚1.5円くらいから、手漉きの和紙では一枚100円以上のものもあるそうです。お習字をやればやるほどいい墨と筆、それに合った紙が欲しくなります。練習でも、いい紙だと、発色・筆の伸び、かすれや滲みなど、出来が格段に良くなります。
 とはいえ、せいぜい月に1万円程度のコストなので、金がかかるというほどではないのですね。

 ところが、これがステップアップすると事情が変わります。通信の昇級昇段試験や、師範などの資格目的の通信教育講座などです。これらを運営する団体は数多くあり、その料金はまちまちですが、基本料金に昇級試験料・教材費などが加算されて年間で10万円近くかかるようです。師範のコースはもっと高額になります。
さらに、展示会や各種の書道展の出品も指導者によっては相当な出費になると聞きます。お稽古事や趣味は、昂じれば高じるほど金がかかると言って間違いありません。
 ワタシの場合は、段位にも師範にもなんら興味がないので関係ありません。しかし、筆と紙はけちるわけにはまいりません。あの筆を選ばないという弘法大師は、実はすごく書筆に拘ったと聞きます。「良工まずその刀を利くし、能書は必ず好筆を用う」というのが空海すなわち弘法大師のお言葉であります。
 空海ですら、いい筆を使うことを大事にしていたのですから、初心者の我々が、粗末な安筆を使ったっていい字が書けるはずがありませんわね。
 と言っても、ワタシの所有する筆は1万円が最高。自分の腕ではその程度が相場であります。

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