テレビで最近感じるのは、やたらとCMが多くなったということです。気のせいかもしれませんが、番組内容と同じくらいの時間をさいてCMをやっているようです。民放のチャンネルを変えても、CMばかり、これは以前からなのでしょうか。想像するに、テレビ局の運営が厳しくなって、多少割引してでもCM確保・拡充に走っているのではないかと思います。
各企業の業績が悪化し、株価は暴落、先の業績予想は下方修正、あてにしていたオリンピック特需も先送りと、ネガティブな要素ばかり、広告宣伝費に関しては、売り上げの減少を食い止めるために、ここぞとばかり宣伝する企業と、目先の経費節減に走る企業と明暗が分かれるところでありましょうな。
期末が終わりました。もはや、決算対策などを講じている暇は無いようでした。当然、決算セールも空振り・スルーでしたでしょうな。
そして、新年度・新学期が始まりました。新社会人の入社式やらお役所の入庁式などは、ずいぶんと簡素化し中にはネット上で済ませる会社もあったようです。気の毒なのは、武漢肺炎のあおりで、企業の内定(採用)取消しされた学生さんです。ここにきて採用されないと、打つ手はありません。就職浪人するか、中途採用の口を探すか、いずれにしても最悪の4月1日を迎えることになりました。
4月1日といえば、昨年は「令和」の元号発表が行われた日でしたね。去年の今頃は、新元号に、それまでの閉塞感をなんとか払しょくしたいと誰もが願って将来に淡い期待を抱いていました。即位の礼も、来るべき新時代にふさわしく厳かで晴れやかなものでありました。しかし、ふたを開けてみると、関西電力の収賄、吉本芸人の闇営業、桜を見る会、などという浅ましくみみっちい問題が明るみに出てきました。大雨災害と巨大台風の被害も甚大で、京都のアニメーション会社放火という最悪未曽有の事件もありました。そして、とどめが「武漢肺炎」です。ろくな年で無かったというのが偽らざる感想であります。
それで、数か月先あるいは1年を超えて続くであろう暗澹たる社会や未来に、明るいジョークで返そうと思ったのでしょうか。安倍総理の「1世帯二個の布マスク配布」方針です。多くの方が「エープリルフール」だと思ったでしょうね。
「前例がない、経済、金融、財政を総動員した思い切った措置」がこれです。過去にない規模の対策をして、落ち着いたらV字回復をするんだそうです。
笑かしよるな
中国での、新型肺炎の情報が出たのが昨年末、やっと1回目の専門者会議が2月中旬(数十分で終了)、政府対策本部を立ち上げるのが3月末と、ほとんど真面目に対策などやってこなかったので、具体的な対応策が何もなかったのです。東京都に尻を叩かれてやっとなにか出そうとしたのでしょうね。その間、この内閣がやったことといえば、クルーズ船の封鎖(感染拡大)国民への自粛要請(お願い)、学校の休校、コロナ感染検査実施の抑制(感染者数の矮小化)等々、金惜しみして手をこまねいてきました。金を出したと言えば、世界的な世間体を守るためのWHOに対する拠出金166億円!。
どうやら、この政権にはきちんとした見識・経験・知識・常識を備えた人がいないようです。仲良し組ばかりを周辺に置いた弊害であります。安倍総理が一人で、苦し紛れの思い付きを国の方針として打ち出さざるを得ないのでしょうな。
で、消費税で集めた税金はどこに行った?900兆円をこえる国債で集めた金は何処へ?。百年に一度とも言われるような国難に瀕して、使う金もないの?。3か月間も考える時間があったのに、出てきた対策がマスク2枚ですと!
国民の負担と努力、自粛と知恵でなんとか爆発的な感染を抑えているのに、まだこの政府は、実効性のある患者対策や強制力がある感染防止も講じられずオロオロしているだけなのです。
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