小泉進次郎氏の農林中金批判を真に受けてはいけない (美津島明)
昨日のブログで、ちょっとばかり小泉進次郎氏の悪口を言ったところ、今日早速、氏の農林中金批判を目にしました。
農林中金いらない…小泉進次郎氏、融資姿勢批判
読売新聞 1月14日(木)8時11分配信
自民党の小泉進次郎・農林部会長は13日、農林中央金庫について「(貸出金残高のうち)農業の融資に回っているのは0.1%だ。だとしたら、農林中金はいらない」と述べ、融資姿勢を批判した。
茨城県で肥料や農薬の流通現場を視察した後、記者団に述べた。小泉氏は、自民党が今秋に策定する「農林水産業骨太方針」で、日本農業の構造改革を示す必要があると指摘。「構造の一つにはお金の回り方もある」と述べ、農林中金は農業への融資を増やす必要があるとの考え方を示した。
農林中金は、小泉内閣(2001.1~06.9)の構造改革によって投資銀行に変貌して以来、長らく米国金融資本のターゲットであり続けています。90兆円という国家予算レベルの預金残高が、彼らにとって垂涎の的なのでしょう。ちなみに、小泉進次郎氏は、「(貸出金残高のうち)農業の融資に回っているのは0.1%だ。」などともっもらしく農林中金を批判しているかのようですが、よくぞそんな口がきけたものだと、その鉄面皮のような図太さに呆れてしまいます。というのは、農林中金を、日本の農林漁業のために資金を投資する金融機関ではなく、日本の農林漁業が生み出した資金を掻き集めて国際金融資本家の利益を生み出すために投資する機関に作り変えたのは、ほかでもない彼の実父・小泉純一郎その人なのですから。どのツラ下げて、というのは、まさに進次郎氏のためにある言葉です。
参考http://blog.nihon-syakai.net/blog/2009/06/1165.html
農林中金は、米国商工会議所の意向を受けて目下推進されている農協改革において矢面に立たされている存在でもあります。昨今マスコミを賑わしている農協改革のねらいの核心は、農林中金を株式会社化することによって、米国金融による買収を容易にすることなのです。それが、農協改革の最終目的です。米国商工会議所は、その意図をまったく隠していません。隠しているのは、日本のマスメディアなのです(GHQのWGIPがいまだに効いているのでしょうかね)。安倍政権は、かつて小泉政権が米国の年次改革要望書を受けて郵政民営化で断行したことを、いままさに農協改革で断行しようとしているのです。
だから、ある政治家が農林中金を批判する場合、それが煽情的なものであればあるほど、その批判は、米国金融資本の意向に沿ったものである疑いが濃厚になります。それゆえわれわれは、「小泉進次郎は、米国金融資本の走狗である。すなわち、売国政治家である」という仮説を立て、それを徹底検証するという厳しい視線で、彼の言動を精査し続けなければなりません。ネットでは、「進次郎、よくぞ言った」的な賛同の意見が大勢を占め、農林中金のメールボックスには罵詈雑言のメールが殺到しているとの由。いずれも、進次郎氏のショック・ドクトリン的言動に踊らされているだけの衆愚の反応であると断じるほかはありません。小泉純一郎元首相に、あれほど痛めつけられておきながら、日本国民は、性懲りもなく、今度はそのドラ息子に痛めつけられたいのでしょうか。一度はパパ小泉にまんまとだまされてしまった「前歴」を持つ私は、それだけはまっぴらごめんです。
昨日のブログで、ちょっとばかり小泉進次郎氏の悪口を言ったところ、今日早速、氏の農林中金批判を目にしました。
農林中金いらない…小泉進次郎氏、融資姿勢批判
読売新聞 1月14日(木)8時11分配信
自民党の小泉進次郎・農林部会長は13日、農林中央金庫について「(貸出金残高のうち)農業の融資に回っているのは0.1%だ。だとしたら、農林中金はいらない」と述べ、融資姿勢を批判した。
茨城県で肥料や農薬の流通現場を視察した後、記者団に述べた。小泉氏は、自民党が今秋に策定する「農林水産業骨太方針」で、日本農業の構造改革を示す必要があると指摘。「構造の一つにはお金の回り方もある」と述べ、農林中金は農業への融資を増やす必要があるとの考え方を示した。
農林中金は、小泉内閣(2001.1~06.9)の構造改革によって投資銀行に変貌して以来、長らく米国金融資本のターゲットであり続けています。90兆円という国家予算レベルの預金残高が、彼らにとって垂涎の的なのでしょう。ちなみに、小泉進次郎氏は、「(貸出金残高のうち)農業の融資に回っているのは0.1%だ。」などともっもらしく農林中金を批判しているかのようですが、よくぞそんな口がきけたものだと、その鉄面皮のような図太さに呆れてしまいます。というのは、農林中金を、日本の農林漁業のために資金を投資する金融機関ではなく、日本の農林漁業が生み出した資金を掻き集めて国際金融資本家の利益を生み出すために投資する機関に作り変えたのは、ほかでもない彼の実父・小泉純一郎その人なのですから。どのツラ下げて、というのは、まさに進次郎氏のためにある言葉です。
参考http://blog.nihon-syakai.net/blog/2009/06/1165.html
農林中金は、米国商工会議所の意向を受けて目下推進されている農協改革において矢面に立たされている存在でもあります。昨今マスコミを賑わしている農協改革のねらいの核心は、農林中金を株式会社化することによって、米国金融による買収を容易にすることなのです。それが、農協改革の最終目的です。米国商工会議所は、その意図をまったく隠していません。隠しているのは、日本のマスメディアなのです(GHQのWGIPがいまだに効いているのでしょうかね)。安倍政権は、かつて小泉政権が米国の年次改革要望書を受けて郵政民営化で断行したことを、いままさに農協改革で断行しようとしているのです。
だから、ある政治家が農林中金を批判する場合、それが煽情的なものであればあるほど、その批判は、米国金融資本の意向に沿ったものである疑いが濃厚になります。それゆえわれわれは、「小泉進次郎は、米国金融資本の走狗である。すなわち、売国政治家である」という仮説を立て、それを徹底検証するという厳しい視線で、彼の言動を精査し続けなければなりません。ネットでは、「進次郎、よくぞ言った」的な賛同の意見が大勢を占め、農林中金のメールボックスには罵詈雑言のメールが殺到しているとの由。いずれも、進次郎氏のショック・ドクトリン的言動に踊らされているだけの衆愚の反応であると断じるほかはありません。小泉純一郎元首相に、あれほど痛めつけられておきながら、日本国民は、性懲りもなく、今度はそのドラ息子に痛めつけられたいのでしょうか。一度はパパ小泉にまんまとだまされてしまった「前歴」を持つ私は、それだけはまっぴらごめんです。