日本は四季がはっきりしている。
その移り変わりを敏感に感じるところに「日本人の心」の芯があるのではなかろうか?
日本文化の正体は何かと問われれば、「変化するもの」を当たり前の如く受け止めることではないか。
清少納言
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」
京都でこんな感じは3月ころであろうか。
北海道の3月のイメージは、どちらかというとまだ冬に近い。
吉田兼好の徒然草第19段
もののあはれは秋こそまされと人ごとにいふめれど、
それもさるものにて、今一きは心もうきたつものは、春の気色にあめれ。
これからの時期、カタクリやエゾエンゴサクが見ごろを迎える。
1年の内で姿を地上で見かけるのは4~5週間ではかないが、雪解けの森の中でいち早く姿を表す。
その姿を見つけた時は、心が躍る瞬間だ。
コロナは4月になれば消えると、どこかの国の大統領が言っていたが一向に消えてなくならない。
まもなくチューリップが咲き始める。
赤や黄色の色を見ると元気がもらえる。