行雲流水の如くに

健全財政を主張する政治家よ、現れよ!

箍(たが)

もはやこのような漢字を見ることが無くなった。

桶の周囲にはめる、竹や金属で作った輪をいう。(最近は桶自体がプラスチックだから箍でしめる必要もない)

このタガが緩むと桶はバラバラになって壊れる。

日本財政は今やこのような状態。

 

国会では補正予算29兆円の審議がなされているが、中身は極めていい加減だ。

しかし野党がいくら反対しようが、与党は数を頼んで可決してしまうだろう。

与党内から歯止めをかけようという動きもない。

財務省が抵抗しているようだが財務大臣が弱い。

英国は日本よりはるかに健全財政だが、前首相が大減税(それも富裕層有利な)主張をきっかけに英国債やポンドが急落。

首相は即辞任だ。これが世界の常識だ。

こんな時によりによって防衛費を倍増させようとしている。

経済規模が拡大していない国が防衛費を倍増などさせたら国家破綻の一里塚だ。

約5兆円の増加だが、財源が決まっていない。

黙っていたら将来的に大増税の波がやって来るだろう。

 

財政健全化に関し、立憲民主党の枝野幸男が「消費税減税を主張したのは間違いだった」と発言しているが、その真意をもっと聞いてみたい気がする。

次のような主張と合わせて発言しているから彼の発言をはなから否定することもないだろう。

富裕層の所得税、大企業の法人税、金融所得課税の増税などで今後増え続ける社会保障費の増額を賄うべきだ。


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コメント一覧

megii123
楕円と円さん、おはようございます。
私も枝野発言を疑問に思っていましたが、発言全体の文脈で見ればそれなりに納得できました。

「ハト派」の宏池会の系譜をひく岸田首相にそこそこ期待していましたが、「何も思想・信念の芯がない」人間だと分かりました。
御指摘のように「まともな」、「国民全体の声を聴く」政権が必要ですね。
今の政権は、安倍派や財界の意向におもねる浮き草のようです。
dsnchar1
行雲流水さん>枝野幸男、どうしちゃったのかな?と思っていましたが、後段の発言とセットで受け止めなければならないことが分かりました。
ケタ違いの予備費など財政民主主義が完全に壊れています。
これからは敵地攻撃武器購入のための掴みの後年度債務負担行為額の決定がどんどん行われて単年度予算が膨張するでしょう。まともな政権を作らなければ社会保障制度もガタガタになりそうです。
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