行雲流水の如くに

「爆弾低気圧」の中で考えたこと

2月に入って2回にわたり、北海道を猛烈な「爆弾低気圧」が襲いかかって来た。

今回特徴的なことは、札幌を中心とした交通網が完全にマヒしたことだ。

特に航空網やJR北海道が完全にアウト。

こんな自然の猛威(地震や風水害も同様だが)に対し日本人は従容としている。(普段と同じように落ち着いている)

 

建設省出身の論客竹村公太郎氏は次のように述べる。

自然の圧倒的な支配下で生きてきた日本人、この日本人が理念的な原則を持ってもそれはすぐ自然の力に嘲笑されてしまうこととなった。

理念的な原理・原則は人間の脳の働きである。人間の脳の中で考えた原理・原則など、自然が機嫌を損ねれば吹き飛んでしまう。自然のご機嫌がくるくる変わる日本列島で生きていくには、自然に合わせ目まぐるしく変化しなければならなかった。

 

外は吹雪、こんな時は室内園芸を楽しむ。

ベゴニア

 

防災への備えをと言われても、少々の対策では圧倒的な自然の力には無力だ。

「なるようになるさ」と受け入れざるを得ないのだろう。

「コロナ過」も似たようなところがあって、根本的な対策はどうも出来ない。

結局コロナウイールスの方が諦めて消えてなくなるまで「泥縄対策」でお茶を濁すのであろうか?

 

朝の明るさが段々早くなってきているのがうれしい。

日の出に出会えると元気をもらえる。


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コメント一覧

megii123
kenちゃん
地震、かみなり、火事、親爺と言いますが、親爺はもうほとんど人畜無害になってしまいました。
「ホワイトアウト」はけっこう怖いです。
10年以上前に、ホワイトアウトに会って徐行していたところ、後ろから追突されました。
数日首が痛かった程度で済みましたが、それ以来ホワイトアウトが予想される日には外出しないことにしています。
knsw0805
「行雲」さん、こんばんは。
昔小学校の頃か、「砂漠は生きている」という映画があって幼心に自然の驚異をまざまざと見せつけられました。行雲さんの文章を読んでいてふと思いました。BSNHKの「ワイルドライフ」という番組を毎週見ていますが同じく自然の移り変わりや動物たちの生態が良く分かります。
「外は吹雪、こんな時は室内園芸を楽しむ」
この文章に行雲さんの「虚静恬淡」や「明鏡止水」の心を感じます。
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