行雲流水の如くに

民主主義における「正義」とは?ーー村上春樹の立場に賛同する

民主主義は必ずしも優れた政治形態ではない。

専制主義など他の政治形態にくらべ、「よりまし」ということで選ばれてきた。

為政者も国民も時には間違える。

しかし、国民がその間違いに気付いた時にそれを是正できる。

「政権交代」という形で。

民主主義の最大のメリットはここにある。

 

2009年にイスラエルの文学賞「エルサレム賞」を受賞した際、村上春樹が次のように語った。

「高くて頑丈な壁と、壁にぶつかれば壊れてしまう卵があるなら、私はいつも卵の側に立とう

高くて頑丈な壁は「体制」を指し、

壁にぶつかれば壊れてしまう卵とは、「個人の魂」だ。

経済学者の水野和夫は、この言葉を高く評価する。

私の理解では、これこそが「正義」だと思うのです。

理屈抜きの正真正銘の「正義」

 

政治を行うものは、節操や道義を守り、恥を知る心が大切だ。

英語ではノブレス・オブリージュ(高貴なるものは義務を負う)

(イギリスのジョンソン首相は、コロナ過に首相官邸で開かれたパーティーに参加したスキャンダルを追及され辞任した)

ところが日本では、「厚顔無恥」がまかり通る。

自民党が抱える底なしの退廃を、この国の国民はそろそろ気が付き始めたのではなかろうか?


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