自民党は岸田総裁誕生で盛り上がっているが、冷水を浴びせるような週刊朝日(10月8日発売号)の記事が出た。
「17年衆院選で仮に野党候補者の一本化が出来ていた場合、選挙結果がどうなっていたかをシミュレーションした。なお、国会で与党寄りのスタンスをとり、立憲らと明確に距離を置く維新の会は、野党候補の票に合算していない。その結果は衝撃的なものだった。野党の合計票が、勝利した与党候補の票を上回った小選挙区は64。なかには石原伸晃、下村博文、萩生田光一、上川陽子など、現職大臣や要職経験者といった大物議員も複数含まれていた。
さらに17年衆院選と19年参院選で与野党が拮抗した選挙区や、保守分裂選挙になりそうな選挙区など13選挙区を抽出した。
仮にこれらの選挙区をすべて落とせば自公で過半数割れも有り得る。
17年衆院選で全国の比例得票数は、自公が計約2553万票なのに対し立憲、希望、社民、共産は計2611万票で野党が上回っていた」
要するに与野党拮抗した状況だったのに自公が議席数で圧倒したのは、ひとえに野党の乱立による共倒れだ。
小学生でもわかる単純な図式なのだが、野党が一つにまとまれば「いい勝負になる」のだ。
それが今までできなかったのは、小沢一郎氏が言うように「自民党に選挙で勝って政権を取る気があるのかないのか、どっちなんだということです」
※立憲と共産が党首会談、「政権枠組み初の合意」
立憲が衆院選で政権を取った場合、「限定的な閣外からの協力」を目指すことで一致した。
ようやく枝野幸男は本気になったようだ。
小姑のように政党の在り方に介入してくる「連合」と一線を画すことで腹を固めたのだろう。
一本化が進んでいない選挙区が70くらい残っているという。
(200くらいまでは一本化が進んだようだ)
全部とは言わないが半分くらい固めれば「野党が善戦」という状況が生まれるだろう。