自民党は都民ファーストの会が擁立する乙武洋匡候補に相乗りするつもりだった。
ところが乙武候補は5股不倫問題があって、公明党婦人部が猛反対。
そんなところに小池百合子氏の学歴詐称問題が再浮上するのを見て、自民党はビビったようだ。
推薦せず不戦敗を選択した。小池カードは捨てたということだ。
当初楽勝とみられていた乙武候補は、都民ファーストの基礎票をベースに浮動票をどこまでつかめるかが勝負だが、苦戦しているようだ。
現状、頭一つ抜け出しているのが立憲民主党から出ている酒井菜摘候補。
江東区議として地道に活動してきた実績が評価されているようだ。
共産党は自党の候補を取り下げて酒井候補を応援。さらに令和も応援に回るようだ。
2番手争いが日本維新の会の金沢結衣候補と乙武候補。
維新は昨年までの勢いがない。やはり大阪万博問題が足を引っ張っているし地方議員が少ないからしょせん風頼み。
日本保守党、参政党、つばさの党なども候補者を出しているが、どこまで善戦できるか、次期衆院選を占う指標になる。
長崎3区、東京15区は不戦敗、島根1区も負ければ、6月解散などは出来ず9月の自民党総裁選は岸田下ろしになる。
自民党が裏金問題を曖昧な形で幕引きを図れば、いくら表紙を変えても自民党の評価は上がらず与野党伯仲の選挙戦が展開される。
有権者にとっては
「よりましなものをどう選択するか」極めて大事な選挙になる。