だいたい収賄で捕まる議員は世襲政治家ではない小物議員と相場が決まっている。
今回6000万円の受託収賄で逮捕される秋本議員もその口だ。
秋本真利議員は、法政大学大学院で、講師を務めた河野太郎と運命的な出会いをした。
二人とも「反原発」での結びつきだ。
「お前、国会議員になれよ。俺と一緒に働こう」と誘われたところから始まる。
法政大学の同窓ということで菅元首相とも近い。
河野一族は馬好きで通っている。河野太郎は日本競走馬協会会長だったこともある。
河野の子分の秋本真利議員も御多分に漏れず馬に入れ込んだ。
馬を持つにはカネがいる。収賄はお決まりのコースだ。
金を出したほうの「日本風力開発」という会社も風力発電ではそれなりに名前が売れているが大企業ではない。
今回の一連の動きを別の角度から見ると、
菅義偉、河野太郎が仕切る再エネ業界に、岸田首相と麻生太郎副総裁が「再エネ実装議連」(会長森山裕)を立ち上げて殴り込みをかけた、という図式だ。(雑誌選択)
このところの河野太郎のダメージは大きい。
この一連の騒ぎの中で、はねた馬一頭が御用になって幕引きか。
来年の総裁選に向けて「岸田の高笑い」が聞こえてきそうだ、というのだがーー果たしてどうか?