1941年12月8日、日本は無謀にもハワイの真珠湾を攻撃し太平洋戦争に突入した。
この時の首相が東条英機だ。
戦時中、ゴミ箱をあさって庶民が贅沢をしていないか見て回ったという。
いかにも小物(しかし口八丁手八丁だったらしい)のこんな人物を首相に選んでしまった人々に反省はあったのだろうか?
ユダヤ人を抹殺しようとするヒトラーの命令を忠実に実行したアイヒマンは、戦後アルゼンチンで逮捕され、イスラエルで裁判にかけられた。
その裁判を傍聴してハンナ・アーレントはアイヒマンのことを「凡庸な悪」と言った。
アイヒマンが裁判で終始小役人的な事しか言わなかったからだ。
2012年の安倍政権以降、この国はどんどん「国柄が醜悪」になっていく。
安倍派の悪さ加減がいかにもみみっちい。
選挙にカネがかかるからといって法を無視して金集めをしてよいのか。
キックバックを受けた安倍派議員は、辞職すべきではなかろうか。
一方岸田首相は、この「中程度の悪」を糺すことも出来ない。
善人顔をしても「凡庸なる悪」を示すのみ。
このような「凡庸な悪」が、大きな過ちにつながるのだ。