自民党埼玉県議団が、県虐待禁止条例改正案を本会議に出そうとした。
ところがその中身は、子供を守ることに名を借りたとんでもない条例。
子供のみの外出や留守番を禁止するというのだ。こんな生活実感のない条例を臆面もなく出したものだ。
県内外のさまざまな人たちから抗議が広がり、慌てて取り下げを表明した。
自民党埼玉県議会の議員たちは、
子育て世代の意見をどこまで聞いたのだろう。
もし自分たちの経験から「夫は会社へ妻は専業主婦」という観念に縛られているとしたら時代錯誤もはなはだしい。
埼玉県議会は93人中58人が自民党だ(女性は3名のみ)。圧倒的に自民が強い。
埼玉県民が古臭い家族観に縛られているとは思えない。
明らかに自民党県議団の驕りによる暴走であろう。
ただ、埼玉都民と言われるように県議会に関心を持たず「自民党にお任せ」にしていると、とんでもないことをしでかす。
自民党埼玉県議団の年齢構成がどうなっているか詳しくは知らない。
田村琢実県議団の団長は51歳らしい。
私から見たら何とも青臭く映ってしまう。
実際はなかなかの策略家で、自民党議員団をどんな手法でまとめたのだろう?金かポストか?
公明党に対しては、公明党14区の石井候補の選挙協力をバーターにして賛成を飲ませたようだ。
今回の条例の内容について何の反省もしていない。例の如く誤解を受けたから撤回するだ。
自らの誤りを明確に自覚すべきだ。