行雲流水の如くに

メディアの劣化、特にテレビがひどい。

新聞は、曲がりなりにも読者の購読料で賄われている。

ところがテレビは殆どが広告料だ。

視聴率の高い番組には広告がつきやすい。するとお決まりの視聴率競争だ。

最近の傾向は野球・サッカーなどのスポーツ、後はタレントを使った食レポとかお笑いやクイズ番組。

BSの報道番組は、日本が直面する問題点に焦点を当てて真面目に議論する番組が多かった。

ところがロシアによるウクライナ侵攻が始まるとそればかりを報道する。

しかも防衛省の現役幹部や退役した司令官クラスを呼んで、ああだこうだと戦況分析をする。

なんとも違和感が残る。現地ではリアルな戦闘が行われているのだ。

 

東京新聞の望月衣塑子記者の次の発言が重い。

メディアに携わっている私たちが何をどう取り上げるかという時に、批判的に物事を見て、そしてきちんと権力サイドを検証するような記事や番組を作っていく。それが民主主義をを守るためのメディアの役割の一つなんだという前提を取り戻すことが大事だと思う。

イギリスの作家でジャーナリストのジョージ・オーウエルのものとされる次の言葉も真髄をついてる。

ジャーナリズムとは報じられたくないことを報じることだ。それ以外のものは広報に過ぎない。


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、こんにちは。
私は見たい番組はビデオにとって、CMは早送りで見ています。
本当にCMがふえました。
見ていて何となく面白いのは夢グルー。これは早送りしません。(笑い)
最近の芸人も芸を磨くよりも「キャラ」を売ることに精を出していて目を蓋う感じです。
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
全く同意見です。最近のテレビ番組の劣化に泣いています。制作側のアイディア不足なんでしょうか?資金不足なんでしょうね。CMの回数が酷くて番組を見る意識が薄れて来ます。1歩行って2歩後退のようなCM回数です。測ってみると3分に6回CM流しています。昔の地上波CMはイメージ戦略でしたが、今はジャパネット〇〇を始め営業CMが地上波を席捲しています。とにかくうるさい、良い番組でも見るのが嫌になって来ます。それに出演料の問題があるのでしょうが芸人ばかり、当たりだした芸人のオンパレード、使う局のたらい回しで見る気もなくなって来ます。テレビ番組を見る時はリモコンを持っていてCMになると消音しています(笑)東京新聞の望月さんの言われていることは正論です。テレビ会社の社長の「慧眼」が求められます。昔「1億総痴呆」なんて言葉が流行りましたが、まさにそのような時代に突入しています。
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