行雲流水の如くに

資本主義の限界が叫ばれて久しいがーー結局行きつくところまで行くのだろう

斎藤幸平氏による「人新世の資本論」が注目されている。

「人新世」とは人類の経済活動が地球を破壊する時代。

気候変動を放置すればこの社会は野蛮状態に陥ると警告を鳴らす。

では我々はどのように対処したらよいのか?

斎藤氏は、危機の解決策は晩期マルクスの思想の中に眠っている、とする。

斎藤氏が解決策として提示しているのは「脱成長コミュニズム」。

「資本主義によって解体されてしまった「コモン」を再建する脱成長コミュニズムのほうが、より人間的で、潤沢な暮らしを可能にしてくれるはずだ」

 

ここからは私の考えだが、資本主義の問題点は、一部の新自由主義者もしくは富裕層を除いて誰もが認識している。

しかしその先どうするかは人によって見つける回答が違ってくる。

成長している限りにおいてはぶら下がっている人間にもおこぼれが来る。

しかし成長を止めれば誰もが貧乏になるのではないか?その先の暮らしはどうなるのか?

 

仏教では「貪欲」、「瞋恚」、「愚痴」を三毒という。

瞋恚(しんい)ーー自分の好ましくない人間への妬み

このような毒は持たないほうが良い。しかし本当にそこから離れることが出来るのか?

親鸞が言うような「煩悩具足の我ら」であるならば、欲から離れることは出来まい。

 

「脱成長」に舵を切るにしても、ぎりぎりの限界を目の当たりにするのでなければ人は動かない、というのが現実だ。

その限界を先送りすると批判されるだろうが、分配政策によって軌道修正することが、当面の政策ではなかろうか?

具体的な分配政策は、①消費税の引き下げ②法人税の引き上げ③富裕層への増税


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

megii123
kenちゃん
無事終了、良かったですね。
やはり個別接種のほうが楽ですね。

私はあまり病院の手を煩わしたことがないので個別接種できず、集団接種でした。
6月4日(金)町自体が最初だったので、物々しい感じ。
1時間半ほどかかりました。
次回は6月25日です。2回打てば一安心でしょう。
knsw0805
ただいま。1回目のワクチン接種より無事に戻って来ました。個別接種でドライブスルー型ですから簡単でした。問診票を渡し、熱を測って異常がなかったので先生に呼ばれ注射を打って終わりました。昨年冬に打ったインフルエンザと全く同じ感覚です。先生に聞きましたがお風呂やお酒も今夜大丈夫です(笑)今のところ異常はありません。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「経済」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事