「農と自然の研究所」の宇根豊さんは次のように述べる。
「池にボートが浮かんでいると考えてください。ボートが農業で、ボートを含む池全体が農です。もっと簡単に言えば、金にならないのが農、金になるのが農業です」
なかなか含蓄の深い言葉である。
余りにも効率優先とか生産性を求めるがために本来の生きざまを見失っている、もう一度考えよ、ということではなかろうか。
このところエゾユキウサギの足跡が見られるようになって来た。
実際はこんな感じ。(北海道新聞のカレンダーより)
新自由主義とセットのグローバリゼーションの行きつく先が、勝者総どりのゼロサムゲーム。
結局どの「業」も危機に直面する。「農業」などは就業者がどんどん減っている。
国が借金をしてばら蒔くしか手はない。
一方「農」のほうは光り輝くだろう。
なんといっても「誰にも命令されず自由に生きられる」
今の時期、北海道のガーデニングはお休み。夏の最盛期の庭を思い出す。
コロナウイールスのせいで都会から田舎へ向かう人が増えているという。
いい傾向だと思う。
都会に「絹のハンカチーフ」があると思ったら大きな間違い。
田舎には見栄えは悪いが使いやすい「木綿のハンカチーフ」が転がっている。
霧しぐれ富士を見ぬ日ぞおもしろき 松尾芭蕉
薔薇(クイーン・オブ・スウェーデン)