ガソリン補助金でガソリン代が少しでも安くなれば、それはそれで嬉しいものだ。
しかしこの政策は、ガソリンが急激に上昇した時に緊急で対応すべき政策で長く続ける政策ではない。
それを1年以上続けるのは愚策。
「アリとキリギリス」の話を持ち出せば、長期的な展望もなく目先楽が出来ればという「キリギリスのあたま」なみ。
物が高くなれば何とか節約して我慢するか省エネを考える。
ガソリンをあまり使わない車に乗り換えたり、公共交通を利用するようになる。
ところが補助金が出ればそんな努力などしないのだ。まったく「脱炭素」に逆行する。
いままでじりじり減っていたガソリン販売量が22年度は増加している。
こんな愚かな政策を続けているのは先進国では日本と英国のみだ。
「明日は今日よりよくなる」などと寝言を言っている宰相がいるようだが、今のやり方は借金を重ねてばら蒔いているだけ。
「あるは借銭、無いは金」が実態だ。
もう一つ腹立たしいの日銀の植田総裁の優柔不断なところ。
日銀の政策委員は証券・銀行・大企業などから出ているが、概して円安の方が出身母体にとって望ましい。
これもかなり問題だ、消費者代表などが入っても良いのではなかろうか。
もういい加減に、「異次元の金融緩和政策」など修正すべきだ。
ぐずぐずしているから円安が止まらない。
今のような円安は、国民生活にマイナス。
8月の消費者物価指数の食品関係は、前年同月より9.2%も上昇している。
釘の曲がりは金づちで直せ
悪い癖や習慣は、厳しい方法で直せということ。