オミクロン株が猛威を振るいだした。
最初は感染力は強いが毒性が少ないということで「甘く見ていた」嫌いが多分にある。
ところが感染力が半端でない。最近の岸田首相の顔も引きつり気味だ。
このコロナ過で、何とも心がささくれ立つような日本語が使用されるようになって来た。
「三密」などは論外。私はすぐ「ハチ蜜」を思い出す。
現に紅茶には蜂蜜漬けのレモンの輪切りを入れて飲んでいるが、これはおいしい。
もう一つムカッとするのが「不要不急」という言葉。
だいたいリタイア後は人生そのものが「不要不急」だ。
「閑游」という言葉が好きでよく使う、意味は「静かに暮らすこと」だ。
中唐の詩人白居易は、一人で玉泉寺に遊びに行き、
「閑游未だ足らず 春尽きて余情有り」と詠じている。
大騒ぎしているコロナ対策も大した効果を発揮していない。
「三密」だ「不要不急」だ。マスクしろ!ステイホーム。
ワクチン接種も万能ではなさそうだ。
まあ、しばらく「閑游」しよう。
座して窓に当たる木に対すれば 看すみす移る三面の影 晩唐 段成式