安倍晋三元首相が凶弾に倒れて日本の政界は波乱含みである。
この波乱を収めようと岸田首相が、いち早く「安倍国葬」を打ち出した。
しかしよくボールを見ずに速球に手を出して空振りでワンストライク。
(今や反対の声の方が大きい)
「旧統一教会」問題にまともに対応せず、ストライクボールを見逃してこれでツーストライクだ。
さらにコロナ過対策に有効手段がなければ、それこそバッターアウトになる。
新たなスキャンダルとして持ち上がったのが、東京五輪疑惑。
司直(東京地検特捜部)の手が入って、大会組織委員会元理事高橋治之容疑者が逮捕された。
今まで検察の動きに歯止めをかけていた安倍晋三元首相の瓶のフタが外れた。
元大臣や元首相にまで及ぶのではないかと、なにかとかまびすしい。
安倍政権10年間で、いろいろなスキャンダルがあったが、警察官僚を上手く使いさらには検察まで抑え込んだ。
いかにいびつな(正義が無視された)10年であったか。
ようやくいろいろな「ヘドロ」が掻き出される。
岸田首相がここで変な色気(安倍派懐柔策)を振り回せば、国民の支持を失うだろう。
当面叩かれる人物は、萩生田政調会長だろうか。
さらには杉田水脈総務政務官もおかしい。
「男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想だ」と2014年衆院本会議での発言だ。