安倍政権や専門家会議は、「瀬戸際」から始まって「ぎりぎり持ちこたえている」と言っていた。
しかし突然,全国に「緊急事態宣言」を発した。ということは穴が開いたということか?
もはや安倍首相の言葉は誰も信用しない。
西郷隆盛も言っている。
「節義廉恥を失いて、国を維持するの道決して有らず」
結局この国を救うのは無能化レベルになっていない経営者や現場レベルの国民だ。
かっては「経済一流、政治三流」といわれ、戦後たたき上げの経済人に人格識見に優れた人が多かった。
しかしこのところの経済界は、「無難にやり過ごせば良い」とする経営者が多くなった。
経団連の中西会長などは、このところのコロナ国難に対し指導的発言は何もない。
政府に注文つけるだけでは駄目で、自分たちが何ができるかを考え行動すべきだ。
そういう意味ではやはりオーナー経営者が頼りになる。
※ユニクロは医療用マスクを1000万枚規模で調達し、日本や各国の医療機関などに向けて寄贈する。
マスクは中国の同社の取引工場の協力のもと、現地のマスクメーカーか調達する。
日本では当面医療用を100万枚寄贈、さらに緊急度の高いところに配布するという。国外ではイタリア、アメリカなど。
※シャープ(親会社は台湾の鴻海精密工業)
2月中旬より自社工場でマスク生産に乗り出している。
オーナー会社だけあって非常時における反射神経が鋭い。
※ソフトバンクの孫社長ー無利益で供給(4月11日)
世界最大マスクメーカーBYD社(中国の大手電気自動車メーカー)と提携し、ソフトバンク用製造ラインを設立。
5月から納品、月産3億枚(医療用高機能N95を1億枚、一般用サージカルを2億枚)
これからの勝負は、
①検査体制を各地域の医師会レベルで立ち上げる。保健所ルートを通さない。
②軽症や症状のない人を自治体の用意する施設やホテルに入れる療養システムを至急立ち上げる。
国難の時には「自分を捨てることができる人間」が一番強い。
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にし国家の大業は成し得られぬなり」 西郷隆盛