2022年の年末、タレントのタモリさんが言った「新しい戦前」が話題になった。
今年の動きを見ていると、ウクライナだけでなくイスラエルでも凄惨な戦争が始まっている。
アジアに目を転じるとミャンマーでは内戦が続いている。
そして日本に直接関係してくるのは「台湾有事」だ。
安部派の支持を狙って岸田政権は防衛費倍増を打ち出した。
実際にはバイデン大統領に篭絡されたのだろうが。
岸田政権は、「敵基地攻撃能力」を保有すると鼻息が荒いが、極めて危険な考え方だ。
このような政策転換に、国民はもっと反応すべきだろう。
気がついたらいつの間にか戦争が始まっていたということになりかねない。
岸田政権の政権維持能力は、完全に黄色信号だ。下手したら赤信号かもしれない。
最大勢力の安倍派が統制力を無くしてのたうち回っているから。
岸田首相が、安部派を切ればなんとかなると考えたら甘すぎる。
安部派は「清和会」とも言われる。
政(まつりごと)清ければ 人おのずから和す
この名前通りの政治を行っていれば、今のような無様な姿をさらさなかったものを。
今回の「裏金疑惑」にしても「敵基地攻撃能力保有」にしても根は一つ。
国民があまりにも政治に無反応だから、何をやっても許されると考える。
国民は目を覚ますべきだ。「新しい戦前」にしないためにも。