日本国憲法の背骨と言える三大原則は何か?、と問われてまともに答えられるだろうか?
「国民主権」、「基本的人権の尊重」、「平和主義」だが、それぞれが安倍・菅政権で傷つき、危うい状況にある。
憲法を守るべき首相(特に前首相の安倍晋三)は、現憲法を「米国に押し付けられたみっともない憲法」と称して、改憲を主張している。
しかし、「米国に押し付けられた」という割には、トランプの前では「ポチ」に徹していた。
改憲を言う前に日米地位協定の改定が先ではなかろうか。
最近の憲法論議を聞いていると、肝心の部分をすっ飛ばして、権力闘争の手段にしている。
安倍晋三は、自民党保守派の会合に参加して、「皆さんが団結し、改憲へ政治力を発揮してほしい」と訴えたという。
再々度の登板をもくろんでいるのか?権力欲だけは旺盛だ。
菅首相の足元が揺らぎ始めているので色気満々。
現在、憲法を改正しないとどうしても国民生活に問題が出るという事実はない。
憲法論議を活発化させるメリットは何もない。単なる権力闘争に利用されるだけだ。
そんな事より「コロナ対策」に万全を期すべきだろう。
日本国憲法は3日に施行から74年を迎えた。
この間、平和な(戦争をしなかった)国であったことを感謝したい。
これからも、2度と自ら戦争をするような国にならぬよう、自戒していきたいものである。