菅政権は何が何でもオリンピックを行いたいようだ。
しかしその割には政府(丸川大臣)、東京都(小池知事)、大会組織委員会(橋本会長)の息が合っていない。
目立ちたいタイプの人間ばかりが集まってしまった。
泥をかぶる人間がいないということだ。やはり森喜朗が抜けた穴は大きいのかもしれない。
最後に泥をかぶる覚悟で決断するのは菅首相だが、本人とその周辺部は「アタマが真っ白」状態ではなかろうか?
だんだん太平洋戦争末期に近づいてきたのではないかと危惧するところ大である。
選手団が我が国に入ってきたら「バブル方式」を採用するという。
バブル方式ーー開催地を大きな泡(バブル)で包むように大会を運営し、選手や関係者の外部との接触を遮断する
しかしバブルなどはすぐ壊れやすい。もれたらどうするのだろう?
漏れないように毎日検査をするという。
しかし現状の能力ではまず無理だ。
9万人ほどの対象者に対し現状の検査能力は2万人弱。
WHOによれば、世界の1週間当たりの新たな感染者は8週連続で増加中だ。
そしてアメリカの感染は収束に向かいつつあるが、インドが最大の感染源になって来た。
とても7月のオリンピック開催までにコロナウイールスが収まりそうもない。
もはや菅首相の手による「緊急事態宣言」など誰も従わない。
特に若者はそうだ。
インターネットの普及で国民の情報量が飛躍的に増えた。
権力者が国民を統治する最高の手段は「よらしむべし知らしむべからず」だ。
だがこの手は安倍・菅政権でさんざん使い続けてしまったので金属疲労を起こしている。
コロナワクチンについて本当はどうなっているか語ろうとしないから、まだその悪癖は続いているのか?
菅政権が生き残るためには「オリンピック中止宣言」をして「コロナ対策に万全を期す」しかないのではなかろうか。