緊急事態宣言を政府が全面解除して29日で1週間となったが、治まる兆しはなくリバウンド傾向鮮明だ。
特に宮城、沖縄、大阪府、東京都などが目立つ。
大阪府の吉村知事は、「蔓延防止措置」を政府に要請するとしている。
この吉村知事は、テレビによく出て来てとりとめのないことをしゃべっているが、今いち信頼のおけない知事だ。
自分が目立つ事ばかりに知恵がまわり、地道な対策作りに手抜かりがあるようだ。
東京都の小池知事もすっかり大人しくなったが、コロナ封じこめに「打つ手なし」の為だろうか?
概して大都市圏はコロナという「不確実な衝撃」に対し、極めてもろくなっている。
しかもこの「不確実な衝撃」の正体が未だにつかめていない。
いわゆる「専門家」と言われる人たちもこのコロナウイールスに振り回されている。
結局どこにも出かけずに「家にじっとこもっている」か、「人気の少ない田舎で暮らす」ことが非合理的だが正解ということだ。
大阪府が「蔓延防止措置」をとったところで、大した効果はない。
イソジン吉村知事の「責任逃れ」に使われるだけだろう。
ワクチン接種が河野大臣の掛け声倒れに終わりそうで、必要な国民に行き渡るのはいつになる事やら。
だから究極の対策は、いまのところ自分の免疫力を鍛え、なるべく出歩かないということに尽きるのだろう。
ナシーム・ニコラス・タレブーー「ブラック・スワン」を著した。「不確実性」に取り組む。
もし身体をストレス要因にまったく晒さないでおくと、弱って年齢よりも早く老化してしまいます。あらゆる組織はストレス要因を通して、環境とつながりあっています。ダンベルで鍛えれば、体は強くなるのです。
ーーー私たちの成長を助け、強くしてくれる小さなリスクと、身を守らなければならない巨大で極端なリスクを区別する必要があります。極端なリスクはパラノイア的に警戒し、有益な小さなリスクを取るのです。