この数日、谷村新司の「群青」を聴いている。
(この歌は、映画「連合艦隊」の主題歌だった)
いま改めて聴くとこの歌の深さがじわりと伝わってくる。
一番の後半部分が好きだ。
手折れば散る薄紫の 野辺に咲きたる一輪の
花に似てはかなきは人の命か
せめて海に散れ 思いが届かば せめて海に咲け 心の冬薔薇
冬の薔薇(2020.11.9)
人間はなぜ戦争をしてしまうのか?
息子たちを戦場に送り出した父母の思いはどうだったのか?
谷村新司が問いかけてくる。
2番の後半部分に父母の思いが伝わってくる。
君を背負い歩いた日の 温もり背中に消えかけて
泣けとごとく群青の海に降る雪
砂に腹這いて 海の声を聞く 待っていておくれ もうすぐ還るよ
もう秋も終盤だ。来月になれば突然のように雪が降りだす。
しばし花たちの声を聞こう。
アスター(ギリシア語で星を意味する)
樹々も黄葉をはじめた。
谷村新司さんのご冥福をお祈りいたします。
そしてどんな戦争も愚かなことです。