7月28日の池袋演芸場夜席は『スケすけイチバ』だ、
ということには、ずっと気がついておりました。
いや、気がついていただけではありません。
当日だと2500円のところが、前売りだと2000円だ、
ということすら存じておりました。
橘家蔵之助・五明楼玉の輔・柳亭市馬のお三方の噺が2000円で聴けるんですぞ。
どうしたって、前売り券を手に入れたくなるじゃありませんか。
だから先の日曜日に池袋演芸場まで買いに行きましたよ。
あたしゃ、馬鹿ですね。
500円値引きしてもらうために
往復の電車賃800円とバス代340円がかかることに
途中で気づきました。
「ウソくせ~~」
「そういうことを言わないの!」
それじゃあもったいない、てんで昼席も見てくることにしました。
圓蔵師匠が『鼠穴』、志ん五師匠が『柳田格之進』なんて大ネタを。
定席でこの二つを1日で聴けるなんて、滅多にあることじゃないですよ。
そして、元九郎さんが「にっぽん、代表~だかんね~」というセリフを一言も吐かなかったし、世津子嬢が新ネタを披露していたし。
天変地異の前触れかよ?と思わずにはいられないような昼席を見ちゃいました。
日曜日にそんなネタなかったよ、
とお嘆きの貴兄は、時間の多層性ということについての
ご理解がいささか不足していらっしゃいます。
あの日あの場所で、貴兄とわたしの間では違う時間が流れていたのです。
話を戻します。
そんな中で、紫文さんの枕にはちょいと考えさせられました。
インテリジェンスな時間を過ごさせていただきました。
紫文さんはこう言います。
紫「ガソリン、上がりましたね。リッター180円。高いなぁ~、て思うでしょ。」
紫「わたしに言わせれば、リッター180円なんてちっとも高くない。」
ほぉ~!
紫「皆さんはガソリンとはどのようなものかご存じですか。日本じゃほとんど採れないんですよ。中東から運んできて、精製して、元売り・小売りの儲けを乗せて、その上あの悪名高きガソリン税を乗せて、それで180円ですよ」
う~む。
紫「それでいて、1リットルで何百㎏という自動車を何㎞も動かすんですよ」
OH!
紫「皆さんはガソリンよりよっぽど高い液体を買ってらっしゃて、何の不満も抱いていない」
え、何?
紫「ペットボトルの水ですよ。500ミリリットルで150円。あれはただ湧いてきたものを詰めただけでしょ。税金だってたった5%だ。それなのに150円もする。あれでリッター22.5㎞走れますか?ミラじゃないんだから」
パチパチパチパチ!
紫「ああいう贅沢品にこそ100円くらいの税金をかけましょうよ」
最後の部分がなぁ。納得するわけにいかないよなぁ。
納得できなかったけど、そこはぐっとこらえました。
なにしろ、話があまりにも
水と油だったもので。
仙人様、久々の落語ネタでしたが、いかがでしたでしょうか?
楽屋はおあとがいっぱい、それではこの辺で。
ということには、ずっと気がついておりました。
いや、気がついていただけではありません。
当日だと2500円のところが、前売りだと2000円だ、
ということすら存じておりました。
橘家蔵之助・五明楼玉の輔・柳亭市馬のお三方の噺が2000円で聴けるんですぞ。
どうしたって、前売り券を手に入れたくなるじゃありませんか。
だから先の日曜日に池袋演芸場まで買いに行きましたよ。
あたしゃ、馬鹿ですね。
500円値引きしてもらうために
往復の電車賃800円とバス代340円がかかることに
途中で気づきました。
「ウソくせ~~」
「そういうことを言わないの!」
それじゃあもったいない、てんで昼席も見てくることにしました。
圓蔵師匠が『鼠穴』、志ん五師匠が『柳田格之進』なんて大ネタを。
定席でこの二つを1日で聴けるなんて、滅多にあることじゃないですよ。
そして、元九郎さんが「にっぽん、代表~だかんね~」というセリフを一言も吐かなかったし、世津子嬢が新ネタを披露していたし。
天変地異の前触れかよ?と思わずにはいられないような昼席を見ちゃいました。
日曜日にそんなネタなかったよ、
とお嘆きの貴兄は、時間の多層性ということについての
ご理解がいささか不足していらっしゃいます。
あの日あの場所で、貴兄とわたしの間では違う時間が流れていたのです。
話を戻します。
そんな中で、紫文さんの枕にはちょいと考えさせられました。
インテリジェンスな時間を過ごさせていただきました。
紫文さんはこう言います。
紫「ガソリン、上がりましたね。リッター180円。高いなぁ~、て思うでしょ。」
紫「わたしに言わせれば、リッター180円なんてちっとも高くない。」
ほぉ~!
紫「皆さんはガソリンとはどのようなものかご存じですか。日本じゃほとんど採れないんですよ。中東から運んできて、精製して、元売り・小売りの儲けを乗せて、その上あの悪名高きガソリン税を乗せて、それで180円ですよ」
う~む。
紫「それでいて、1リットルで何百㎏という自動車を何㎞も動かすんですよ」
OH!
紫「皆さんはガソリンよりよっぽど高い液体を買ってらっしゃて、何の不満も抱いていない」
え、何?
紫「ペットボトルの水ですよ。500ミリリットルで150円。あれはただ湧いてきたものを詰めただけでしょ。税金だってたった5%だ。それなのに150円もする。あれでリッター22.5㎞走れますか?ミラじゃないんだから」
パチパチパチパチ!
紫「ああいう贅沢品にこそ100円くらいの税金をかけましょうよ」
最後の部分がなぁ。納得するわけにいかないよなぁ。
納得できなかったけど、そこはぐっとこらえました。
なにしろ、話があまりにも
水と油だったもので。
仙人様、久々の落語ネタでしたが、いかがでしたでしょうか?
楽屋はおあとがいっぱい、それではこの辺で。