桜井校講師の曜日なのですが
来週木曜日だと時期が外れてしまうので
昨日行いました
ウレパツの桜井校教室長の挨拶を
要約して掲載します。
皆様卒業おめでとうございます。
サッカーのUAE戦は見ましたか。
2-0で日本が勝ちました。
その試合で一番活躍した選手といえば
今野選手だったと思います。
この試合で
2年ぶりに復帰した彼は
なぜ、選ばれたのかわからない
と言っていましたが
いざ、試合になると
攻守ともに活躍していたのは彼でした。
34歳の彼は
この試合、前目のハーフ
やや攻撃的な位置にいました。
彼がこのポジションを本格的に始めたのは
クラブチームで昨年の後半くらいから。
代表ではもちろん初でした。
そんなポジションで結果を出したのです。
僕が最初に彼の試合を見たのは
16年前のワールドユース予選だったと思います。
その時は左サイドバック。
今とはポジションが違いますが
それでも光るものを見せていました。
その後、コンサドーレ札幌やFC東京ではボランチ
ブラジルワールドカップではセンターバックもしていました。
色々なポジションで
抜群の成果をあげてきました。
うがった見方をすれば
ポジション争いに負けてコンバートされたともいえるかもしれませんが
彼の場合は
監督が、お前の力ならこのポジションもいけるはず
といった側面でコンバートされたという向きが大きいと思います。
慣れ親しんだポジションから離れるということは
すごくやりにくい事でもあるし
また、監督と自分の思いが違い、
自分では不向きだな、というポジションに置かれることもあったでしょう。
ただ
今野選手は
移されたポジションでも全力でサッカーをし
クラブでも代表でも貢献し続けています。
傍目には
最初は、ポジション争いで
負けたと見えていても
最終的には
自分のものにして、素晴らしい成果をあげてしまう
何事も愚直にやり続ける
そんなことが評価につながるし
どうしようもなく辛くなったときにおいても
支えになってくる、そんなものなんだと思います
今野選手の場合は、対人の強さであり
サッカーにかける情熱と監督の指示に対する謙虚な姿勢だと思います。
辛いと思えるときにも
芯みたいなものがあれば
きっと頑張れます。
高校生活の間には
その芯になりそうなものをつかめるチャンスが多いし、
受験が終わった今
芯みたいなものに触れた瞬間があったんじゃないかな
なんてことも思ったりします。
人生のうちでおかれるポジション。
それは、進路・進学先なのかもしれないし
就職先なのかもしれない
その置かれたポジションで
たとえ、他の人には、負け犬のように見られたとしても
自分の芯に頼って、生き抜いていけば
それは自分の中では成功に変わります。
そして、徐々に他にも認められる成功にも変わります。
人生のどんな選択も成功なのです。
失敗はあり得ないんです。
これからもターニングポイントが
たくさんありますけど
どうか芯になるもの、
それは勉強かスポーツかはわからないんですけど
それを早く見つけて
頑張っていってください。