今日は30度と真夏の暑さになりました。
お昼過ぎにやまとくんが「じゃ、動こうか~」と言いました。
(えっ、この一番暑い時間にどこへ?)
「縮景園へ菖蒲を見に行こう」
(行って帰るまで体力が持つかな~と思いつつ・・・)
まぁ、私も動かないといけないなと思っていたので行くことにしました。
縮景園はちょうど『田植祭り』をやっていました。
『田植祭り』と言うのはお茶会のことでした。
年間12回の茶会があるそうですが『祭り』がつく茶会はこの『田植祭り』だけだそうです。
(あとは、梅見茶会・桃見茶会など)
テントの中でお茶を飲んでおられる人の前で踊りもやっていました。
踊りを見ている時、後ろから・・・
「あの、これお茶会の券なんですがどうぞ」と60代の紳士に声を掛けられました。
「えっ、良いんですか?」と言うと、
「連れの人が来れなくなったものですから」と言われ券を2枚出されました。
私がふたり連れだと知っておられたのでしょう。
私はせっかく言ってくださったのだから遠慮なく頂くことにしました。
写真を撮っていたやまとくんが帰って来てその事を話し、お茶を頂くことにしました。
そして受付に行って見ると・・・
なんとこの券は、茶室とテントの中の二か所でお茶を頂く券だったのです。
(私とやまとくんはてっきりテントの中でお茶を頂くものと・・・)
見ると茶室の前には沢山の方が並んでおられました。
そしてちょうど私達までがこの時間に入れると言われ慌てて付いて入りました。
ちょいと散歩に・・・と言う格好で来たものですからジーパンで。
まぁ、格好はどうでも良かったのですが・・・
さて、次に困ったのは・・・
お饅頭が出てきました・・・懐紙がありません・・・。
でもどうしようもありませんから、懐紙の代わりにティッシュを出しました。
隣の学生さんも持っていないと言うのでティッシュをあげました。(やれやれ)
お茶は若い若い大昔に習ったきりでしたが、なんとか無事に終わりました。
外に出てやまとくんと、「良い経験をしたね」と話している時、先程の紳士がおられたのでやまとくんともう一度お礼を言いました。
「先程は券をありがとうございました。とても良い経験をさせていただきました」とやまとくん。
「それはそれは良かったです・・・」と紳士。
私とやまとくんはおそらくお茶券を買ってまでお茶を頂くことはしなかったでしょう。
御親切な方に会って、思いがけずとても有意義な時間を過ごすことができました。
良かったねやまとくん!
--- なでしこ ---
にほんブログ村 ランキングに参加しています。