(1994年)中日対巨人~10・8決戦
日本プロ野球史上初、同率首位(69勝60敗)2チームによる最終&優勝決定試合。
長嶋監督が口にした「国民的行事」という表現も決して大袈裟でないくらい、異常なまでに盛り上がった試合だった。
その熱気は、テレビ中継の視聴率が48.8%、瞬間最高視聴率が67%という、昨今の低迷するナイター中継からは信じられないような数字にもあらわれている。
試合は結局巨人が勝ち、リーグ制覇を果たした。
当時の出場選手を見ると、これが何とも懐かしい。
中日の先発は今中、野手には立浪。
巨人側の登板ピッチャーは、三本柱と呼ばれた槇原・斎藤・桑田。
そう言えば、落合が中日から巨人に移籍した年でもあり、その両者が激突するというまるでドラマを観ているような展開でもあった。
そんな主力選手達も、皆グランドを去っている。