(1971年)遠近孝一誕生日
2008年はモンゴメリ著『赤毛のアン』刊行100周年ということで、アン関連のイベントが目白押しだった。
長らくアンへの興味が薄らいでいたのが、僕もその影響で関心が蘇る契機となった。
僕の場合、原作を読むより先に1979年放映のアニメ(世界名作劇場シリーズのひとつ)で親しんだこともあり、改めて本を買い揃える一方、DVDもじっくり鑑賞する機会をもった。
きっかけこそ懐かしさからだったが、再び作品に接し、大人になって初めて解る魅力を発見、昔よりも更にアンの物語が好きになっていた。
さて、アンのDVD購入をきっかけに、最近はどんなアニメがつくられてるのかちょっと興味を抱き、色々調べてみたが、90年代以降はアニメの世界から完全に遠ざかってるので(あくまで子供の頃に親しんだ作品を回顧するだけ)、作品もそうだが、声優陣もたまにメディアで耳にする人以外は全然知らない人ばかりだった(僕は坂本真綾の曲を好んで聴くが、それは曲が好きなのであって、彼女が担当するアニメは全然知らないし、興味もない)。
そんな中「おや?」と思う名前に遭遇。
〈遠近孝一〉
知ってる名前だ。
いや、同名同姓ってこともある。
プロフィールを調べてみるも、確信が持てない。
そこで、顔を見れば間違う筈ないので画像検索してみたところ、あ~っ、やっぱり!
それはまさに、僕の知る遠近君その人だった。
実は彼・遠近孝一君は、高校時代の同級生。
2年生の時に同じクラスになり、そこで知り合ったが、まさかこんなかたちで「再会」するとは……。
どこかに遊びに行く程親しい間柄ではなかったが、学校では馬鹿話をして笑い合ったし、記憶違いでなければ、確か修学旅行時の宿泊は同部屋だったと思う。
3年生になり、クラスが分かれた。
教室は隣同士だったものの、皆さんも覚えがあると思うが、クラスが別になるとどうしても疎遠になるので、それまでのように話す回数もめっきり減り、やがて卒業。
それっきりとなっていた。以来20年以上が経過。
そして、偶然にもその名前を思い出すことになった次第である。
あの頃、遠近君が声優という道に進むとは想像もしなかった(もしかしたら、そういう方面に進もうと決めたのは高校卒業後かな。それなら知らなくて当然だが)。
でも、元気で頑張ってると知っただけで、今は何より嬉しい。
もっともっと有名になり、沢山のファンに支持される憧れの対象であり続けて欲しい。
一クラスメイトに過ぎない僕のことなんてすっかり忘れてるだろうけど(僕自身、アンを契機に最近のアニメ事情に関心を持たなければ、その名を見つけることなく、遠近君のことは記憶の彼方に消えたままだった)、これからは陰ながら応援していこう。
読者の皆さんも是非遠近君のことを応援してあげて下さい。