(1968年)村岡花子死去
生誕の日にも女史については綴ったが(過去記事~6月21日/今日は何の日)、自分が『赤毛のアン』に思い入れがある為、彼女について何か綴る際、いつもそれに偏った視点で書いてしまいがちになるが、女史は我が国に、アンに限らず多くの優れた児童文学を翻訳・紹介した功労者である。
日本の出版界は(女史の言葉を借りれば)「家庭文学」が極めて貧弱で、豊かな家庭環境生成の為にはそれが必要との思いが活動の原動力となっていた。
以下に手掛けた主な作品を記すが、今や誰もが知る作品ばかりだ。
マーク・トウェイン『王子と乞食』『ハックルベリー・フィンの冒険』
エレナ・ポーター『少女パレアナ』『パレアナの青春』
ウィーダ『フランダースの犬』
ウェブスター『あしながおじさん』
バーネット『小公女』
ディケンズ『クリスマス・カロル』
ヨハンナ・スピリ『アルプスの少女』