釣り関連のサイトを巡回していて、見つけちゃったのがHumdrum++様が手バネ竿を自作された記事。(いつも拝読させていただいておりますm(_ _)m)
私に釣りの手ほどきをしてくださった大叔父(すでに鬼籍に入られております)が、40年近く前に江戸川放水路のボートはぜ釣りの際プレゼントしてくれた中通しの手バネ竿を1本所有していたので、もう1本所有して二刀流に!なんて思いもありました。
手ばね竿は中通しのイメージが強くて、そんな簡単に作れんのかね?なんて思っていた折に、Humdrum++様のサイトを拝見して「目からウロコ」でした。ガイド付けちゃえば良いのね!と。(どうにも思考が硬直がちなのが自分の欠点)
こどもパパさんに、「2022年の釣り納めしたら、オフシーズンに1本作ってみるかぁ。」なんて口走ったら「ぜってぇ、作れよ!」(悟空風だったのか?)と、猛烈プッシュされてしまい後には引けない状況に。まぁ、構想は出来上がっていたので、問題ございません。(笑)
まんすりあんぐらさんは、どちらかというと温かく見守っていただく感じなんですけどねぇ。
9月から部材集めをし、11月から空いた時間で少しづつ製作。
所有している中通しの手ばね竿は2.1mなので、同じ長さで作りたい。
大叔父から頂いている和竿(ヘラ竿)が何本かあるので、そちらを使おうかと思ったのですが物が良さげだけに躊躇、自分で買っていた7尺のグラス振り出し3本継ぎフナ竿(万能竿よりははるかに柔らかい)をベースに。
穂先#1は柔らかすぎるので使用せず。
#2はグリップ側を少々切断。
#3(この場合#3って言うのかな?握りのある部分です)を切ったり継いだり。穂先には、例のFunetatsuのソリッドティップを流用する事に。
図示すると、こんな感じでしょうか。
釣具のKASEさんのネットショップにて「在庫限り」表示で、慌てて購入した糸巻き部分の杙(くい・杭)。
3個入りという、微妙な設定の為2セット買ってしまうという…。3本作るんかぃ。
フリマサイトで購入した中間ガイド。使ったのは小さい方から3つ。
写真で見ると、大きい方から3番目のガイド、リング部分の加工が甘い。
ガイド巻きには、太すぎるであろうスレッド。わかっちゃいるけど、これでやっちゃえ。Funetatsuのティップ部分はすでに極小ガイドついているから大丈夫でしょう。
杙の部分はしっかり固定したいので、台座部分にあらかじめスレッド巻きました。
マスキングテープで仮止めして。
台座に杙をスレッド巻きで固定。多少の不出来は気にしない。
コーティング準備で、上下にフィルムマスキングテープ。
ガイドの固定と塗装準備。どう見てもスレッド太すぎるだろう・・・。でも気にしない。
塗装はいつもの・・・。
DAISOエポキシ2液混合+うすめ液、で粘度を下げて。
平筆でサクッと!(塗装の道具など以前の竿の修理の記事でご覧ください)
テカッてて、いいんじゃない!
左が今回製作、右が中通し。(縦長画像でごめんなさい)
う~ん、全長が10センチくらい違ってしまったけど、まっいっか。
杙の部分。位置と幅もほぼ揃えました。
右に巻いてあった糸、ハゼ用のラインだと思うんですが太い!
ウキ玉とゴムバンドの意味、小学生の時は理解できなかったんですけど、今ならとてもよくわかります。
おまけ、中通し竿のラインが入っていく部分。歴史を感じる作り。
穂先はこんな感じ。
ラインの雰囲気が伝わりそうな写真。コシがあるんです。
ラインはPE2.5号のマルチカラーから、視認性の高いオレンジ色部分を中心に10mほど。
新品ではなく、巻き直したPEから流用。
細部拡大
糸巻杙部分
フナ竿にガイドを付けた部分&印籠継ぎの為にソリッド差し込んだ部分
ソリッド部の段差は如何ともしがたかったです。
実際には、元竿の#2で切断した部分が中空だったので、そこにカーボンソリッドを差し込んで、部材として使用しています。
Funetatsuのトップ部分を継いだ場所。40号オモリでは接続強度不足で抜けてしまいましたが、ハゼの仕掛けなら大丈夫だろう(という淡い期待)。
トップガイドまで。ベースがライトゲームロッドなだけに、極小ガイドが多数並びます。キャスティングはまったくできない作り。
さっそく、ナス型オモリ3号で調子のテスト。
ピッタリ同じとは行かないまでも、ほぼ同じスナップの効かせ具合で同じだけハネる感じ。ソリッドティップすげぇ!60号オモリにも対応してた竿から持ってきたのに、3号でも使える。
塗装工程は溶剤のニオイが家族に不評なので、二度塗りはせずに今回はこれにて完成。
TBで調達した竿袋
ハゼ釣り自体は、深川の富士見さんの乗り合い船を利用したり、月島運河でオカッパリやってましたけど。この竿持って2023シーズンは江戸川放水路に行って来ます。江戸川放水路は大学生の時に行って以来です。
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