プライド高くて かけひき上手
久しぶりに、るこが家に来てくれた。
るこが来ると、
接客担当のタクト以外の猫たちまで、
ひとり、またひとりと出て来て、
何かとかまってもらおうとする。
甘えん坊のタクトはチューを迫るし、
遠慮っぽい凛ちゃんも、そ~っと近づいて来て、
おずおずと撫でてもらおうとする。
チャチュケは、ど~ん!と寝たまま、
「もっと撫でれ」(←わざとだから)
と言う。
プライドが高くて、かけひきをするキラちゃんは、
るこの目の届く範囲で、
とてもいいポーズ&とても美しいお顔をして、
「男の子たちを撫でてるのね」
「私は興味ないから、そっちへは行かないの」
「でも私に触りたければ、こっちに来てもいいわよ」
などと言っている。
一番ややこしいことを考えているんだけど、
みえみえなのが可愛い。
そんなキラは、るこが帰ろうとする頃になると、
人間を見下ろせる位置(食器棚の上)に上り、
ゴロンゴロンと媚態を示しながら、るこを誘う。
ものすごく意識しているの。
猫たちをそんなにさせてしまうお客さんはるこだけです。
「石田宅ウィちゃん」みたいに、意志の疎通が感じられる。
うちの家族は、猫と丁寧に接してないわぁ。
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