ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

2010年1月20日(水) 「エビータ」

2011-03-03 18:34:44 | 劇団四季

2010年1月20日(水)


1人で「エビータ」観劇。

昨日まで奥方様エビータだったので、
怖いもの見たさでドキドキしていたのですが、
今日から秋夢子嬢になりました。

日本語、ものすご~くうまくなった!
なんの違和感もないわ。

そして井上エビータに見た目がそっくり。
歌声は、智恵ビータの方が迫力あるけど、
とにかく見た目がそっくり。

きれいだし、悪くはない。

ただね、なんかもう少し垂れ目系美女のエビータも、
たまには観てみたいの。
久野さんみたいな。

あと、地声で歌うエビータも観てみたい。

濱田エビータ、観てみたい!!!

なんだかんだ言って、チェはさいわい、いっつも芝さんだ。
ありがたいありがたい。

下村さんがいなくなってから初めて観るエビータ。

金田ペロンだと、
エリートのゲームの時に、どこにペロンがいるのかわからない。

さらに、
ああ、ペロンって特に毒々しい大統領じゃなくてもいいんだぁ
・・・と思った。

あっさりさっぱり、ちょっと軽そうで、
軽薄そうで、冷たそうな、
和泉元哉みたいな大統領でした。

でも光枝さんだったら、
悪くて、しかも弱くて、といった色気みたいなもの、
絶対あったはずだよね。

大統領夫妻、揃って若返った感じです。

ミストレスを囲って捨てるには、
下村さんぐらいエグい方がいいな。

渋谷マガルディのノドが危なかった。
すごくつらそうな声をしていたし、
2~3回、かすれてしまった。
本気出せずに、抑えっぱなしだったし。
どうしたんだろう。
トゥワングのやり方間違えて咳が出そうです、みたいな。

芝さんも1~2ヶ所、ちょっと危なかったけど、
おおむね健在でした。
「金は出て行く湯水のように」では、すごく楽しそうだった。

チェは、最初から最後までとにかくカッコいい。
カッコつけ過ぎだよね、というぐらいカッコいい。

カサ・ロサーダのバルコニーが、ちょっとチャチだった。
前へせり出して来ないで、ただ上がるだけ。

自由劇場だからかもしれない。

夢子エビータは、最後の「エバのラメント」がよかった。

前から2列目なのに、オペラグラスで見たら、
つつーっと涙を流しながら、
本気の証拠には鼻水も垂らしながら歌っているので、
心を打たれました。

「エビータ」は、それほど派手じゃないけど、
一番といっていいぐらい好きなミュージカルです。

何が好きかというと、
死に行くエバの描写がすごく好き。

野望を残したまま死を迎えようとしているエバを、
体感できるように作られている。

人生を回顧する走馬灯代わりに、
「空を行く」「エバ基金」が、
遠~~~くの方から、エコーがかかって聞こえてくる。

死が近づいている。
気が遠くなる。
よかった時代も、つらかった時代も、頭をよぎる。

そんな感じを実感できる。

臨死体験できるミュージカルという感じ。

絶叫マシンを楽しむ感覚ではなくて、
誰でも、どんな生き方をした人でも、
同じように、こんなふうに死を迎えるんだろうなと、
じわ~~~と胸に迫ってくる。

エバの死じゃなくて、自分の死のシーンなんだよね。

アンサンブルは、ちょっとキレが悪かったような気がします。

ローレン・バコールをモデルに

・・・の歌詞が、

映画スターをモデルに

に変えられてしまっていた。

「ローレン・バコールを・・・」
の音の流れが、すごく好きだったのに残念。

しかし、すぐそばで芝さんが歌っているのに・・・
冷めたなぁ、私。

今でも芝チェじゃないと嫌だと思ってるのに、
前にくらべて、かなり冷めた。
というか冷静だ。

http://blog.goo.ne.jp/mhb00425/e/bf6aac438c532c1e5b8077e7adab3d07

もう2年半も前なのか・・・。


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