ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

2010年1月30日(土) 「ラブリーボーン」

2011-03-03 18:45:29 | 映画

2010年1月30日(土)


「ラブリーボーン」を見に行く。

殺されたスージーと、生きている者たちとの、
世界がリンクするあたりが、とてもいい。

彼女自身は、自分が殺されたことに気づかず、
逃げて逃げて走っているのだが、
そのへんがせめてもの救いだね。

原作では殺されることを確信したまま、
生きているうちに犯されるんだもの。

自分がどんなふうに殺されたか気づくシーンが怖かった。

バスタブに浸かっている犯人の、胸毛が憎々々々しいっ。
そしてあくどい。

清潔感あふれるパパが可愛い。
「ハプニング」に出てた人だ。

いつの時代も、おばあちゃんはたくましい。

とにかく怖いのも、つらいのも、苦しいのも、
生きている者たちの世界の方で、
死んでしまった者たちの世界は、ホッとすることばかりだ。

これ真実だな、きっと。

「エビータ」を観るたび思うのだが、
死はさほど遠くにはなく、
冷たいものでも、恐ろしいものでもないかなと。

小さい子がいる間は怖かったのだけど。

もう役目はあらかた終わったなと思えば、
あとはおまけのような気がしている。

ハーヴィーに殺された少女達が、
全員集合する場面がなんだか壮麗だった。

ホリー「プライド」(一条ゆかり)のエーコみたいだった。

最後にやることがあると言って会いに行くのが、
つきあってもいなかった彼氏の方かよ!

そこは両親に会いに行ってやれよ!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2010年1月29日(金) 意外に... | トップ | 2010年2月5日(金) ジェイラ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事