10月16日(金)13/22℃



友の病
友の病は辛い。
学生時代からの長い間の付き合いだが、お互いの人生を知るだけに走馬灯のように次々と思い出が蘇る。
もう何人の友達が天国に旅立ったことだろう。 雲の上で元気に飲み会でも開いているかと思えば少しは気が晴れるが辛いね。
* お前いくつになったんや? 「アホ! お前と一緒やないか 何言うとんねん」 しやけど老けたなぁー 「お前の方がハゲてシワだらけやないか 人のこと言う前に鏡見ろ・・ アホ!」
久しぶりに会うと、いつもそんな会話から始まり大笑いする。
もう一度元気になって、バカ笑いをしながら酒を飲みたいものだ。
かと言って自分も同じ穴のムジナ。 遅かれ早かれだけのことだがね。
自分のことは覚悟ができているつもりだが、友達となると狼狽る。 ただ今は祈ることしかできない。
古希の半ばも過ぎてもうみんないい歳になったが、老け具合、生き具合は大きく違うようだ。
やはり齢を取ってもアクテイブに活動し、まだこれからだ! と前向きに夢を持っている人は若々しく生気がみなぎる。
枯れススキは表面は枯れてもまだ根は青く、来年にまた新芽を出すのだから根は全く枯れてないのだ。
自分は残された人生を今どのように過ごしているだろうか?
信条の ケセラセラ~ もいいけれど、最後まで精いっぱい人生をエンジョイしたいものだ。
誰が造って置いたのか知らないが、南公園の一角にある「ぴんころ地蔵」に手を合わす。
ぴんぴんコロリ と人生を終えたいものだが、みんな考えることは同じなんだな・・ トホホ
・あの頃の友との遊び焼き付いて
・逝くなよと叫んでみても空彼方
・辛いよなお前がいない人生も
・ぴんころと地蔵に拝み天仰ぐ 頑爺
南公園の「ぴんころ地蔵」から自分の願い
