7月8日(土)26/33℃ 

時代小説
今 時代小説を10数冊ほど取り寄せ、寝る前に読んでいる

その訳とは自分の想いをリアルに表現するには時代を変え、シチュエーションを変えて書けないだろうか? との単純な始まりだった

だが脆くもその試みは崩壊 時代小説は時代考証もあり、何と難しいものかと思い知った

しかし時代小説はまた何と面白いものなのだろうかと魅かれた


何冊目かの本で山本周五郎著「日本婦道記」に、昨夜は涙が零れ落ちて仕方がなかった😂

戦前の昭和17年から始まった連載物とあるが、あの頃の時代背景を想うと凄いこと

その書評をみると「日本女性の美しさは、その連れ添っている夫も気づかない所に非常に美しく表れる という事を小説化している」とあるが、なるほどと頷く

自分の人生を省みて諸々の出来事を想い、反省する事ばかりだ

アメリカに住む当時高校生の孫息子が、誕生日にこの「日本婦道記」「日日平安」を始め、藤沢周平の「蝉しぐれ」「風の果て」や他の時代小説の内からといろいろとリクエストしてきた事があった

船便でそれら時代文庫本を沢山送ったことがあるが、実は自分は全く時代小説を読んだこともなく興味もなかったのだが、異国の孫が詳しく知っていて驚いた



当時はアメリカ生まれの彼がなぜこんな時代小説を望んでいるのか不思議だった

だが自分が読んでみて孫の希望がやっと解り、今は自分の無知を恥じ入るばかりだ
これから孫の3人の子供(私の曾孫)達にもきっと伝えていくことだろうと思うと頼もしい

遅ればせながら、日本には世界に誇るこんな素晴らしい時代小説が多々ある事に気づいた

暫くはベッドサイドに積み上げた本で寝不足が続きそうだ トホホ😂

*写真は全て千里南公園の散歩道から