これまで何作品書いているか、その数や頑張っている年数によって、様々ですが、
私の経験や友人達のことを見聞きしていると、やはり童話賞へ応募してから、デビューまではかなりの年数がかかっている方が多いように思います。
でも、その途中で、童話賞へ入選できたら、それはもう大変な励みになるわけです。
大賞は出版、そのほかは賞状や賞品だけ、なんていう賞もあります。その大賞以外にひっかかることも、次へのモチベーションにつながるわけです。次は必ず! と頑張る。
賞金をいただけたり、ホテルでの授賞式があったり(金屏風の前で表彰される!)、そんな経験も励みになります。
まだ書き始めたばかりの方の場合、とにかく目についた賞に応募してみたらいいと、私は思います。そこにたとえ、入選できなくても、入選した作品を目にすることができます。自分の作品はどこが足りなかったか。応募しないで読むのとは、違います。
そんなことをしながら、勉強して、出版を目指すようになった場合。
ここで、二つの道があります。
①受賞作イコール出版の賞に、しぼるか。
②数打ちゃあたる、方式でいくか。
これは、どっちとはっきりは言えないんですよね。私は②のほうでした。でも、何かの雑誌で①でやるべきと書かれているのも、見ました。
日中お仕事をされていて、時間のとれないかたは、①がいいでしょうね。
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さて、この2冊、スタッフ、佐々木ひとみさんと、田沢五月さんのデビュー作です。これは、新・童話の海という公募でしたが、現在はもうありません。中学年向け作品5、60枚の作品で応募できるのは、今、福島賞しかないので、残念です。
『ぼくとあいつのラストラン』は、椋鳩十賞もご受賞(こちらの賞もまたなくなりました)、その後「ゆずの葉ゆれて」というタイトルで映画にもなったんですよ!
先日もツイッターで、ニッサンの童話賞の話題になりましたが、ここで受賞経験があり、今作家として第一線で活躍されている方がけっこういて、盛り上がりました。(お)