ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

‘コスラエ州の濱崎です

2009-12-17 15:41:47 | コスラエ州
私は、2009年の11月2日から前任者の森田理恵さんの後を引き継いで約10ヶ月の間、コスラエ州のDT&I(Department of Transportation & Infrastructure)の仕事に携わります濱崎 丘と申します。
コスラエ州は、4州あるミクロネシア連邦国の中で東端に位置し、面積約110m2、人口約8000人の小さな州です。

私が務める部署は、コスラエ州の空港、港湾、道路などのインフラの構築、保全を担当する処で総数32名が働いています。現在、ここの敷地内に最終ごみ処分場があり、この処分場の運営指導が私の役割です。

ごみ処理場は準好気性埋立て技術(福岡方式)を取り入れた構造で今年から本格的な運用に入っています。赴任する前、現場のことをいろいろと想像していましたが、現実にこの処分場に足を入れてびっくりしました。

食物の食べかすなどの山を想像していたのですが、現実はビニール製買い物袋、食べ物用トレイ、プラスティック製コップ、発砲スティロール等のプラスティック製品が80%以上を占めており、これにダンボール、書類の紙類が15%位あり、両者で95%を占めている実態でした。



現在のごみ処分場(プラスティック類の山)

毎日ごみを運んで来るトラック等の種類、ごみの内容などを、作業員が丹念に記録し、それをデータベース化して運営している等前任者の森田さんが残した運営の財産が作業現場で活きており、これにもびっくりさせられました。

毎日記録されているデータ類の解析と、現場での目視による観察状況を合わせて、検討すべき課題をまとめ、その課題を実行できる事から一つ一つ実現出来ればと思っています。
PDCAの運営サイクルでのC(チェック)とA(解析と課題の共有)を図ることで、次いで彼等による、カイゼンプランの立案(P)と実行(D)に繋げていくことで、自然にPDCAのサイクルが身に着くよう運営の手助けをするつもりです。
実態を踏まえて、いかに福岡方式を定着させていくかが私の役割だと気持ちを引き締めました。第一回目 濱崎 丘