カメオのブローチが並ぶショーケースを、見られる女性お二人
”わたしアンティークのいいカメオのブローチ、持ってるけど、全然使わないわ”
”そうね、今の服装じゃね、あまり使わないかも、、、”
”そんなモッタイナイ!
せっかくすばらしい彫りのカメオのブローチ、お持ちだったら
小さな額に入れて、こんな風に、壁飾りにされれば、、、、”と、説明すると
”頭固いわ、そんな使い方あったのね、是非やってみます”と
”これは、時計をブローチにされたんですか?”
”いいえ、最初からアクセサリーウォッチとして作られてますよ
胸に付けて、自分が時間がわかるように、文字盤が作られてますよ、ホラッ!”
”なんか気になりますね、このアンティークの時計
”珍しいですよね、見たことないですね
連れて帰ってって言ってるみたい
”衝動買いはダメよ”と、隣の女性、、、、
”間接照明の灯りっていいですね
僕、写真で食べて生きたいんです"と、若い男性が、昨日も、今日も、、、
”写真とっていいですか?”
”もちろん!”
”おかあさん、僕、言いましたっけ?
僕、何度かこの店に、来たことあるんです
何も買ったことはないんですけど、、
この雰囲気が好きで、少しずつ、アンティークのもの、気に入ったものを、”自分の周りに、、、”と、思ってるんです”と
”これ、僕のとった写真で作った名刺です
好きな写真、差し上げます”と
いろんながすばらしい写真の並ぶ中、この写真の名詞を頂きました
”ナイアガラです!”
”センスがいいのね”と、言うと
”僕、芸術家じゃないんで、、
将来は、報道写真撮りたいんです
今は、写真で食べてはいけないけど、いつかはと思って、写真撮ってるんです”と
いまどきの若者?そのひたむきさに、胸打たれる