北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

とてもよくできた真空管プリアンプ~ ALBIT A1BP VINTAGE MARKⅡ~

2022年06月13日 19時03分58秒 | エフェクター

三年ぶりにいろんなお祭りがおこなわれて
少しずつ活気が戻ってきた感じですね。
COVID19 がの感染がかなり落ち着いてきたわけでもないので
まだまだ注意は必要ですが…

さて、前回の Owlmighty Pro を使ってみて思ったことがあります。
やっぱり、プリアンプは単体で練習にも使えるもののほうが便利だなと。
つまり、 MARK Vintage Pre や Darkglass Electronics Alpha Omega Ultra v2 with Aux In のようにヘッドフォンと AUX IN 端子を装備したプリアンプ
そんなやつで何かいいのないかな?と探していましたら、
評価も高くリーズナブルなやつを見つけました。

その名も A1BP VINTAGE MARKⅡ
2017年2月に発売の ALBIT から発売されたプリアンプです。
もう5年ほど経過しているので、あまり売っているところは少ないですが…

MARK II という名前ですので、もともとあったペダル型ベース・プリアンプ A1BP VINTAGE のいわゆる進化版です。
なんとサウンドハウスのレビューで全員が☆5つ。👏
これはよさげな予感。期待も高まります。((o(´∀`)o))

早速ですが、以下商品紹介からの抜粋です。

ディストーション回路は、よりチューブ感を増すために、新たな方向から見直しを行い、従来のディストーションからチューブを使用した軽いオーバードライブに進化いたしました。
また、従来のアメリカンサウンドのトーン回路全体を見直し、ALBIT オリジナルの CROSS コントロール(トーンコントロールの TREBLE と BASS の交差する MID の位置を変化させることができる)を増設し、音ボケせずに全体的に芯のあるベースサウンドに変化させるトーン回路に変更しました。
さらに、H.P/BALANCE OUT の出力をコントロールできる「BALANCE VOL」を追加し、MUTE スイッチも従来のトグルスイッチから、足元で操作できるようにフットスイッチタイプに変更したことで、使いやすさも向上しました。

聞いたところによると、従来モデルは基本のサウンドは真空管っでありながらトランジスターの歪ディストーションだったようで、 MARKⅡ は本来のサウンドである真空管の歪に変わったようです。
通常はほとんど歪まないのですが、左側の TUBE BOOST スイッチを押すとオーバードライブがかかる感じです。
昔ながらの TUBE サウンドってやつでしょうか。
右側のスイッチはミュート。
トーンコントロールは3つなので必要十分という感じですが、 CROSS コントロールというつまみでいわゆるドンシャリサウンドが作れます。
BALANCE VOL は残念ながら AUX IN には効きませんが、ベース本体のヘッドフォン音量を調整できます。
LEDは写真のように青と赤。オーソドックスですがなかなかいい感じですね。
黒のパネルはピカピカで、さすが日本製という仕上がりです。

AUX IN の GAIN は少し低めですが、 MP3 PLAYER や WALKMAN 等を接続することができ、H.P/BALANCE OUT にヘッドフォンを接続すれば、これ一つで練習環境ができます。

ヘッドフォン使用も視野に入れてるので、当然ノイズも気になりませんし、さすがに歪ませるとわずかにノイズは乗りますが、これも十分許容範囲内です。
さすがに ALBIT 品質。この値段(3諭吉ちょっと)でこの使い勝手はコスパ高すぎですね。

真空管は MARK VINTAGE PRE と同じ 12AX7 を使用しているようです。
そして、スペックは Mark Vintage Pre より小さくて軽い、
150mm(W)×106mm(D)×61mm(H) 重量 630g

とコンパクトで軽量の予定なのですが…
たった一つだけ難点がありました。

梱包された箱を持った時点で悪い予感はしてました。
なんだか妙に重たいなぁ…と

そうです、付属の専用アダプターがとにかくでかくて重たいのです。
これ、本体より重いんじゃなねぇ?という前世紀の遺物的なやつです。
まぁ、実際は 500g 強くらいってところですかね。
しかも専用アダプターですので、これ以外のもので壊れても一切保証外の記載が…

センターマイナスの DC9V タイプは A1BP TYPE III というモデルだけのようですね。
うーん。専用でもいいけどもう少し軽いアダプターにならなかったですかねぇ。

Mark Vintage Pre より可搬性の高いプリアンプになる予定が、この重たいACアダプターに阻まれちゃいました。(笑)

まぁ、家で使う分には問題もありませんので、おうち専用ということにして、
スタジオ練習はやはり Mark Vintage Pre 君に頑張ってもらうことにしますかね。

それにしてもこの ALBIT 製の AC アダプター。
A1BP、A2BPシリーズなんかでも使用できるようなのですが。最新ロットもこの大きさと重さなのでしょうかね。
ぜひ、さらなる軽量化を… ALBIT 様

ALBIT A1BP VINTAGE MARKⅡ
なかなかよくできた 真空管プリアンプだと思います。
こいつを非 TUBE アンプヘッドの SEND / RETURN につなげば
お手軽に真空管アンプになりますね。

真空管の暖かいつやのある音が良いですし、何より日本製のクオリティ。
コスパ的にもおすすめの真空管プリアンプです。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高機能で使い勝手の良いプリ... | トップ | 地を這う重低音~WM42:WAY H... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Iga)
2022-08-19 06:38:07
A1992B proを購入するまでメイン機として使っていました。
私も当初は1台で基本の音作りが完結出来たら良いよなぁ~と考えて導入しましたが、結局のところ内蔵の歪みだけでは思った様な音色を得られず、別にコンプレッサーと歪みモノを繋いでいました。
イコライザーの帯域も自分の好みのポイントとはちょっと違っていて、それにも段々ストレスを感じる様に・・・。
A1992B proだと逆にコンプレッサーを繋ぐ必要性を全く感じないところは、流石に真空管✕3本内蔵のポテンシャルなのかな?・・・と。
最近ではスタジオリハで予想以上に好結果だったボスのMT-2W 技メタルゾーンを絡めてソリッドステートでの音作りを楽しみたくなり、A1BP MARK Ⅲを買っちゃいました!
返信する

コメントを投稿

エフェクター」カテゴリの最新記事