最近、車検や一般修理、板金やらとバタバタしてます…
年末っぽくなってきたというか…
とにかく忙しいです…
ありがたい事ですが…
ただ、忙しい時に限って内容の濃い車検や修理が増えるのは何故なんでしょうか?…笑
こちらもその1台…
KDH201Kのハイエース。
走行距離は206000キロ
車検で入庫して2日間お預かりの予定なんですが…
まず、試運転すると…40キロ位で後ろの方からゴーと物凄い音がします…
ハブベアリング交換決定…。
お客様は何も言って無かったけど、よくこのごう音で気にならなかったな…と思うくらいの音ですが…
次にリフトアップして下廻りを点検していくと…
ラックピニオンからオイル漏れ…
ウォーターポンプから水漏れ…
更に20万キロオーバーでタイベル交換はしてない
2日間しかないのでとりあえず部品を手配します…
ラックピニオンはリビルトにて注文…
リヤのハブベアリングは左右交換。
タイベル&ウォーターポンプ関係一式も…
この時点で本日の残業と明日の早出が決定…
まあ残業は毎日ですが…
早出は言われた訳じゃないけど逆算すればそうなりますよね…
とにかく効率良く作業していかないと間に合いません…
ハブベアリング関係は昼イチで部品が来たので早速作業開始。
で、この200系ハイエースのハブベアリング交換時にアクスルシャフトを抜くのにSSTが無いと交換出来ません…
純正SSTは高額だし、年に何回も使わないから…という事で以前自作で作ったんです。
どこに置いたっけ⁇と思いながら倉庫を探しても見つからず…
どこを探しても見つからない…
ちょうど通りかかったY氏に聞くと『この間、倉庫の中を掃除した時にずっと使われて無かったんで捨てちゃいました…』と
オマエフザケンナヨ…ナンデステルマエ二キカネェンダ…とキレそうなのを必死にこらえ…
捨てられた物は戻ってきませんし、借りれるアテも無い…
考えても始まらないのでまた作る事に…
寸法を測る必要があるのでバラしていきます…
ABSのセンサーリングとカラーは再使用不可なので切断。
コレ、整備要領書にも書いてあるんですが、サンダーでギリギリまで削ってタガネで割るんですが…以前別の工場で酸素で切った方が圧倒的に早いじゃん…て事でセンサーリングとカラーを酸素で切ったらしいんです…で組み付け後走行中にアクスルシャフトが折れた事例がありました…
その人の切り方が悪かったのかもしれませんが、とにかくそれ以来乗用車クラスの細いアクスルシャフトは酸素での切断は止めよう…となり…
なので、サンダーにて地道に削り…割ります。
センサーリングは特殊なアタッチメントを付けたスライドハンマーにて引き抜き。
ここで、寸法を測り廃材にてプレス用の治具を制作…これが無いと進みませんので…
とりあえず使えればいいので見た目は気にしません…笑
セットして
プレスにてアクスルシャフトを抜いて…
コレが硬い…
で、ベアリング抜いてシール換えてシャフトを圧入…
このセンサーリングとカラーは圧入する寸法が指定されております…
ベアリング面からセンサーリング上端までで32±1㎜…
入れ過ぎちゃうとまた切断するハメになります…
インナーシールも打ち換えてシャフトを挿入。
本日は用事がある為ここで退散…
明日早出して頑張ります…
明日納車なので…
小ネタ…
外したホイルシリンダーに付けてあるA10ってキャップ…
よくいろんな部品の新品やリビルトに付いてるヤツなんですが…
役に立つので色々とってあります。
重宝します…笑
年末っぽくなってきたというか…
とにかく忙しいです…
ありがたい事ですが…
ただ、忙しい時に限って内容の濃い車検や修理が増えるのは何故なんでしょうか?…笑
こちらもその1台…
KDH201Kのハイエース。
走行距離は206000キロ
車検で入庫して2日間お預かりの予定なんですが…
まず、試運転すると…40キロ位で後ろの方からゴーと物凄い音がします…
ハブベアリング交換決定…。
お客様は何も言って無かったけど、よくこのごう音で気にならなかったな…と思うくらいの音ですが…
次にリフトアップして下廻りを点検していくと…
ラックピニオンからオイル漏れ…
ウォーターポンプから水漏れ…
更に20万キロオーバーでタイベル交換はしてない
2日間しかないのでとりあえず部品を手配します…
ラックピニオンはリビルトにて注文…
リヤのハブベアリングは左右交換。
タイベル&ウォーターポンプ関係一式も…
この時点で本日の残業と明日の早出が決定…
まあ残業は毎日ですが…
早出は言われた訳じゃないけど逆算すればそうなりますよね…
とにかく効率良く作業していかないと間に合いません…
ハブベアリング関係は昼イチで部品が来たので早速作業開始。
で、この200系ハイエースのハブベアリング交換時にアクスルシャフトを抜くのにSSTが無いと交換出来ません…
純正SSTは高額だし、年に何回も使わないから…という事で以前自作で作ったんです。
どこに置いたっけ⁇と思いながら倉庫を探しても見つからず…
どこを探しても見つからない…
ちょうど通りかかったY氏に聞くと『この間、倉庫の中を掃除した時にずっと使われて無かったんで捨てちゃいました…』と
オマエフザケンナヨ…ナンデステルマエ二キカネェンダ…とキレそうなのを必死にこらえ…
捨てられた物は戻ってきませんし、借りれるアテも無い…
考えても始まらないのでまた作る事に…
寸法を測る必要があるのでバラしていきます…
ABSのセンサーリングとカラーは再使用不可なので切断。
コレ、整備要領書にも書いてあるんですが、サンダーでギリギリまで削ってタガネで割るんですが…以前別の工場で酸素で切った方が圧倒的に早いじゃん…て事でセンサーリングとカラーを酸素で切ったらしいんです…で組み付け後走行中にアクスルシャフトが折れた事例がありました…
その人の切り方が悪かったのかもしれませんが、とにかくそれ以来乗用車クラスの細いアクスルシャフトは酸素での切断は止めよう…となり…
なので、サンダーにて地道に削り…割ります。
センサーリングは特殊なアタッチメントを付けたスライドハンマーにて引き抜き。
ここで、寸法を測り廃材にてプレス用の治具を制作…これが無いと進みませんので…
とりあえず使えればいいので見た目は気にしません…笑
セットして
プレスにてアクスルシャフトを抜いて…
コレが硬い…
で、ベアリング抜いてシール換えてシャフトを圧入…
このセンサーリングとカラーは圧入する寸法が指定されております…
ベアリング面からセンサーリング上端までで32±1㎜…
入れ過ぎちゃうとまた切断するハメになります…
インナーシールも打ち換えてシャフトを挿入。
本日は用事がある為ここで退散…
明日早出して頑張ります…
明日納車なので…
小ネタ…
外したホイルシリンダーに付けてあるA10ってキャップ…
よくいろんな部品の新品やリビルトに付いてるヤツなんですが…
役に立つので色々とってあります。
重宝します…笑
慣れちゃうと整備業者では当たり前のような光景でも一般の方からすると不安に思う事もありますから…
確かにこの業界には確認を怠るいい加減なメカニックがいるのも事実ですが…
ウチでは組み付ける前には各部の洗浄と異物混入が無いか?などの確認は徹底しております。