今回はパワーユニットの修理…というか改造。
パワーユニットにも色々と種類があります…
油圧を発生させるタイプや回転を取り出すもの…など…
最近では電気式の物もチラホラありますが、基本的にはエンジンを搭載していてそのエンジンを動力源として利用するものがほとんどです…
ロビンやヤンマーなどの小型エンジンからフソウの6M60などの大きいエンジンを積んだタイプもあるんですが…
今回修理するパワーユニットは日産自動車製…
製造年月日は昭和52年…
部品の詳細やパーツリストなどを今の"やっちゃえ日産"…に聞いてもわかる人も居なければ資料も有りません…との事。
約40年前のパワーユニットなので無理もありませんが…
搭載されたエンジンは昔のダットサントラックに採用されていたD11型…
プラグやオイルエレメントを除く部品供給はあるはずも無く…
ほぼ全てが製廃…
ただ、今回はエンジン側の修理ではなく油圧側の修理を…
エンジンからクラッチを介して油圧ポンプを回して更にポンプからベルトを介してエアーコンプレッサーまで回す構造…
症状としては油圧が上がらない…との事。
で、点検の結果ポンプは正常でリリーフバルブの不良と分かったんですが、当然…部品供給はありません…
なので市販品のリリーフバルブを取り付けれるように加工しなければなりません…
おまけにユニット内に収めなければならないのでなるべく小型…且つ単体で設置出来る物でないといけません…
で、選定したリリーフバルブ…
油圧バルブと言えばNACHI不二越…
このリリーフバルブをユニット内に取り付け可能なようにステーやブラケットを製作していきます…
まずは材料の切り出し。
ベースは強度も考えて6ミリ鉄板…
当工場にあるプラズマカッターではさすがに6ミリは無理なので酸素で切断します。
まっすぐ切る時は適当な木を定規代わりにします…
ハンマーは重しです…
あてて…
カット…
あてて…
カット…
サンダーで整えて…
アングルを溶接…
ベース自体は取り外し可能なようにアングルにボルト止め用の穴を…
更にアングルを切った貼ったしてリリーフバルブのブラケットを製作。
リリーフバルブの油圧ホースの逃げも考慮した結果こんな形になりましたが…
問題なく付くか確認。
色んなシチュエーションを考えて各パーツを製作します…
ホースの取り回しに無理がないか…とか
この先外す時に外しやすいように…とか
ここからベースとなるプレートにアングルを溶接…
当然、設計図は書いてないので細かいところで辻つまが合わなくなる事もあります…
そこは行き当たりバッタリ…じゃない…臨機応変に対応します…笑
仮付けしては位置を確認…という地味な作業を何度も繰り返し…
位置合わせ…
おおかた決まったら本溶接…
あとは油圧ホースの長さを測り、製作してもらったら取り付けて完成です。
お次は…またまた入庫…
ADバン…
オーバーヒートランプが点灯した…との事。
エンジンかけるとヒーターコアの辺りからジョロジョロ…と流水音が。
流水音が聞こえる場合は、ほぼダメです。
この状態でも吹き返しがある事は確認出来ますが、念のために確認してみます…
リークテスターをセット。
こんなに青い現象液が…
こんな色に変わります…
分かってはいましたが、確定です。
見積もりを作成します…
パワーユニットにも色々と種類があります…
油圧を発生させるタイプや回転を取り出すもの…など…
最近では電気式の物もチラホラありますが、基本的にはエンジンを搭載していてそのエンジンを動力源として利用するものがほとんどです…
ロビンやヤンマーなどの小型エンジンからフソウの6M60などの大きいエンジンを積んだタイプもあるんですが…
今回修理するパワーユニットは日産自動車製…
製造年月日は昭和52年…
部品の詳細やパーツリストなどを今の"やっちゃえ日産"…に聞いてもわかる人も居なければ資料も有りません…との事。
約40年前のパワーユニットなので無理もありませんが…
搭載されたエンジンは昔のダットサントラックに採用されていたD11型…
プラグやオイルエレメントを除く部品供給はあるはずも無く…
ほぼ全てが製廃…
ただ、今回はエンジン側の修理ではなく油圧側の修理を…
エンジンからクラッチを介して油圧ポンプを回して更にポンプからベルトを介してエアーコンプレッサーまで回す構造…
症状としては油圧が上がらない…との事。
で、点検の結果ポンプは正常でリリーフバルブの不良と分かったんですが、当然…部品供給はありません…
なので市販品のリリーフバルブを取り付けれるように加工しなければなりません…
おまけにユニット内に収めなければならないのでなるべく小型…且つ単体で設置出来る物でないといけません…
で、選定したリリーフバルブ…
油圧バルブと言えばNACHI不二越…
このリリーフバルブをユニット内に取り付け可能なようにステーやブラケットを製作していきます…
まずは材料の切り出し。
ベースは強度も考えて6ミリ鉄板…
当工場にあるプラズマカッターではさすがに6ミリは無理なので酸素で切断します。
まっすぐ切る時は適当な木を定規代わりにします…
ハンマーは重しです…
あてて…
カット…
あてて…
カット…
サンダーで整えて…
アングルを溶接…
ベース自体は取り外し可能なようにアングルにボルト止め用の穴を…
更にアングルを切った貼ったしてリリーフバルブのブラケットを製作。
リリーフバルブの油圧ホースの逃げも考慮した結果こんな形になりましたが…
問題なく付くか確認。
色んなシチュエーションを考えて各パーツを製作します…
ホースの取り回しに無理がないか…とか
この先外す時に外しやすいように…とか
ここからベースとなるプレートにアングルを溶接…
当然、設計図は書いてないので細かいところで辻つまが合わなくなる事もあります…
そこは行き当たりバッタリ…じゃない…臨機応変に対応します…笑
仮付けしては位置を確認…という地味な作業を何度も繰り返し…
位置合わせ…
おおかた決まったら本溶接…
あとは油圧ホースの長さを測り、製作してもらったら取り付けて完成です。
お次は…またまた入庫…
ADバン…
オーバーヒートランプが点灯した…との事。
エンジンかけるとヒーターコアの辺りからジョロジョロ…と流水音が。
流水音が聞こえる場合は、ほぼダメです。
この状態でも吹き返しがある事は確認出来ますが、念のために確認してみます…
リークテスターをセット。
こんなに青い現象液が…
こんな色に変わります…
分かってはいましたが、確定です。
見積もりを作成します…