SKG-XZUデュトロ…
エンジンチェックランプが点灯したとの事で入庫。
現在、点灯中です…
早速TPMで確認。
すると…
P20CF…整備書で確認して下さい⁉︎
という事で今度はG-SCAN…
P20CF…添加弁異常(開固着)
添加弁⁉︎
何の添加弁かよく分からないので整備書で確認…
おぉ…なるほど…
TPMはそこまで見越して整備書で確認して下さい。だったのか…笑
で、調べるとエキゾーストパイプ間にある燃料添加弁の事でした。
つまり…第5インジェクターの事だと。
整備書では添加弁とか燃料添加弁と記載してあったり、フューエルアディションインジェクターと記載してあったりと…
何でもいいけど統一して下さい…
このブログでは車種問わず第5や第7インジェクターという呼び名にします。笑
今回の故障コードは開固着…となっており…
まあそのまんまですが…第5インジェクターが開きっぱなしで固着した…という事。
問題は本当に開きっぱなしで固着したのかどうか…
とりあえずフリーズフレームデータも残っているので確認。
このフリーズフレームデータは故障発生時のエンジンなどの各データが記録されたもので、トラブルシューティング時には非常に貴重な情報源となります。
特に気になる所も無いな〜と思ってたら最後のページでトンデモない数字が…
排気温度が900度…Σ(゚д゚lll)
おぉ…マジか…
どうやら本当に開固着したようです。
第5インジェクターが開きっぱなしになり、マフラー内に燃料が過剰に添加され、排気温度が900℃に…
その結果、P20CF(開固着)を記録したようです。
恐らく、フェイルセーフで燃料のシャットオフが働いてるはずですが…900℃と見るとDPFのフィルターが溶けていないか心配です。
以前、レンジャーのJ05Eで920℃を記録した事があり、その時は辛うじてフィルターは無事でしたが…
とりあえず故障コードを一旦消去して再度検出されるかを確認。
ちなみに今回の故障コードは通常の方法では消えません…
エンジンデータ履歴をリセット後にバッテリーターミナルをカット…で消えます。
その後バッテリーターミナルを外して…
消えました…
エンジン始動後は点灯しません。
排気温度センサーのバグも疑いましたが、
今のところ排気温度センサーは特に問題無さそうなので…第5インジェクターの一時的な不具合でしょうか…
試運転しても現在は故障コードは拾いません。
ただ今後、また全噴射状態になる可能性もあり、そうなると非常に怖いので…
お客様に説明して第5インジェクターは交換することに…
タイヤとフェンダーを外すとお目見え…
この年式からターボ直後に第一触媒がエキゾーストパイプ内に組み込まれてます。
ATCという機構です…
そのATC後に第5インジェクターとインジェクターハウジングがセットされており、おまけにクーラントまで循環してます。
以前、この年式のデュトロのヘッドオーバーホール時に組み付け後、冷却系統のエア抜きに非常に時間が掛かった事があるので…
今回はなるべくウォーターラインを切り離さずに作業する事に…
ハーネスなどを外して…
インジェクターとパイプを一体で取り外し…
取り外した第5インジェクター。
やはりカーボンは付着してますね…
この車走行距離はまだ15000キロ程ですが…
とりあえずカーボンクリーナーをハウジング内に吹き付けておきます…
インジェクターの抵抗値は7.8Ωで基準値は7.5±0.4Ωなので合格…
こちらが新品のインジェクター。
ハウジング側のOリングなどを交換して…
ものすごい数のシール類…
ココで燃料漏れたら車両火災に直結するので2重3重の対策でしょう…
パイプとインジェクターを先に組み付けて…
ドッキング…
本来、整備書通りならインジェクターのハウジング等も外して作業するみたいですが…
今回はエア抜きの手間を避ける為、ウォーターラインを切り離さず作業しました…
この方法なら1時間程で交換作業は済みますね…
で、交換後エンジン始動。
DPFが無事かどうか調べる為に強制再生を行います…
ステータス自体はどのフラグも正常で、差圧もデータで見る限りでは問題無さそう…
順調に昇温していき…
最終的に500℃を超えた辺りで落ち着き…
その後の温度の下がり具合も問題無さそうです…
差圧チェックも3500rpmで7.9KPaと規制値以下なので…
データ上ではDPFの溶損も無さそうです。
本当はDPF外して900℃まで上がったフィルターの状態を見たかったんですけどね…笑
早く使いたい…というお客様のご要望通りに納車です。
エンジンチェックランプが点灯したとの事で入庫。
現在、点灯中です…
早速TPMで確認。
すると…
P20CF…整備書で確認して下さい⁉︎
という事で今度はG-SCAN…
P20CF…添加弁異常(開固着)
添加弁⁉︎
何の添加弁かよく分からないので整備書で確認…
おぉ…なるほど…
TPMはそこまで見越して整備書で確認して下さい。だったのか…笑
で、調べるとエキゾーストパイプ間にある燃料添加弁の事でした。
つまり…第5インジェクターの事だと。
整備書では添加弁とか燃料添加弁と記載してあったり、フューエルアディションインジェクターと記載してあったりと…
何でもいいけど統一して下さい…
このブログでは車種問わず第5や第7インジェクターという呼び名にします。笑
今回の故障コードは開固着…となっており…
まあそのまんまですが…第5インジェクターが開きっぱなしで固着した…という事。
問題は本当に開きっぱなしで固着したのかどうか…
とりあえずフリーズフレームデータも残っているので確認。
このフリーズフレームデータは故障発生時のエンジンなどの各データが記録されたもので、トラブルシューティング時には非常に貴重な情報源となります。
特に気になる所も無いな〜と思ってたら最後のページでトンデモない数字が…
排気温度が900度…Σ(゚д゚lll)
おぉ…マジか…
どうやら本当に開固着したようです。
第5インジェクターが開きっぱなしになり、マフラー内に燃料が過剰に添加され、排気温度が900℃に…
その結果、P20CF(開固着)を記録したようです。
恐らく、フェイルセーフで燃料のシャットオフが働いてるはずですが…900℃と見るとDPFのフィルターが溶けていないか心配です。
以前、レンジャーのJ05Eで920℃を記録した事があり、その時は辛うじてフィルターは無事でしたが…
とりあえず故障コードを一旦消去して再度検出されるかを確認。
ちなみに今回の故障コードは通常の方法では消えません…
エンジンデータ履歴をリセット後にバッテリーターミナルをカット…で消えます。
その後バッテリーターミナルを外して…
消えました…
エンジン始動後は点灯しません。
排気温度センサーのバグも疑いましたが、
今のところ排気温度センサーは特に問題無さそうなので…第5インジェクターの一時的な不具合でしょうか…
試運転しても現在は故障コードは拾いません。
ただ今後、また全噴射状態になる可能性もあり、そうなると非常に怖いので…
お客様に説明して第5インジェクターは交換することに…
タイヤとフェンダーを外すとお目見え…
この年式からターボ直後に第一触媒がエキゾーストパイプ内に組み込まれてます。
ATCという機構です…
そのATC後に第5インジェクターとインジェクターハウジングがセットされており、おまけにクーラントまで循環してます。
以前、この年式のデュトロのヘッドオーバーホール時に組み付け後、冷却系統のエア抜きに非常に時間が掛かった事があるので…
今回はなるべくウォーターラインを切り離さずに作業する事に…
ハーネスなどを外して…
インジェクターとパイプを一体で取り外し…
取り外した第5インジェクター。
やはりカーボンは付着してますね…
この車走行距離はまだ15000キロ程ですが…
とりあえずカーボンクリーナーをハウジング内に吹き付けておきます…
インジェクターの抵抗値は7.8Ωで基準値は7.5±0.4Ωなので合格…
こちらが新品のインジェクター。
ハウジング側のOリングなどを交換して…
ものすごい数のシール類…
ココで燃料漏れたら車両火災に直結するので2重3重の対策でしょう…
パイプとインジェクターを先に組み付けて…
ドッキング…
本来、整備書通りならインジェクターのハウジング等も外して作業するみたいですが…
今回はエア抜きの手間を避ける為、ウォーターラインを切り離さず作業しました…
この方法なら1時間程で交換作業は済みますね…
で、交換後エンジン始動。
DPFが無事かどうか調べる為に強制再生を行います…
ステータス自体はどのフラグも正常で、差圧もデータで見る限りでは問題無さそう…
順調に昇温していき…
最終的に500℃を超えた辺りで落ち着き…
その後の温度の下がり具合も問題無さそうです…
差圧チェックも3500rpmで7.9KPaと規制値以下なので…
データ上ではDPFの溶損も無さそうです。
本当はDPF外して900℃まで上がったフィルターの状態を見たかったんですけどね…笑
早く使いたい…というお客様のご要望通りに納車です。